センコー 軽トラ対象の求貨求車サービスで合弁会社を設立
センコーは5月11日、軽トラックを対象にした求貨求車サービスを開始する、と発表した。九州エリアで同サービスを提供している「ロジカム」(本社・福岡市)と合弁会社を設立。同社の運営ノウハウと、センコーの経営基盤や顧客ネットワークを融合することで事業拡大を図るとともに、将来は全国でのサービス展開を目指す。
合弁会社「サポロジ」(本社・福岡市)の社長は、ロジカムの大瀬麻衣子社長が兼任する。資本金2000万円で、センコーが51%、ロジカムが34%、大瀬社長個人が15%を出資した。
「サポロジ」は荷物の運び手を探す個人や企業と、運ぶ荷物を探す軽トラ運送事業者をマッチングするサービスを提供する。配送の依頼主がウェブやアプリを通じて荷物情報と届け先情報を入力すると運賃が確定。軽トラドライバーはリアルタイムで案件を選んだ後、集荷・配達する仕組みになっている。スポット便のほか、チャーター便や定期便のニーズにも対応できるという。
センコーでは、コロナ渦でのEC拡大に伴う小口貨物の需要増などを背景に、軽トラ運送事業の育成に力を注いでいる。新たに求貨求車サービス事業に参入することで、軽トラ配送ネットワーク網の拡充や新規顧客の開拓につなげたい考えだ。
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