トラックの導風板(エアデフレクター)とは? 役割や効果、種類を解説!

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はじめに

トラックのキャビン上部にある導風板(エアデフレクター)は、見た目のカッコよさを求めるだけではなく、車両走行中の安定性を高め、燃費効率の向上にも役立っています。導風板の役割や効果を理解することでメリットが明確になり、購入時の判断材料となります。 

今回の『豆知識』では、トラックの導風板の役割と効果、種類などについて解説していますので、ぜひ参考にしてください。 

 

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トラックの導風板(エアデフレクター)とは? 

導風板は読んで字のごとく「風を導く板のことで、エアデフレクターはair deflector、「空気(抵抗)を軽減するものです。具体的には、高速で走行するトラック、特にバンボディは導風板(エアデフレクター)がなければ架装部分である箱型ボディ前面の平面部分に空気が衝突してしまいます。これにより大きな空気抵抗が発生し、車体がふらつくことで不要な動力が必要になり燃費を低下させてしまいます。それらを解消するのが導風板なのです。 

さまざまなタイプや形状の導風板がありますが、キャビンと一体に設計・製造された導風板の効力を兼ね備えたハイルーフと呼ばれる天井を高くしたタイプと、ドライバーの休憩・仮眠スペースとなるタイプがあります。 

ハイルーフには収納スペースを設けるなどしてドライバーの利便性を高めています。休憩・仮眠スペースのタイプは、日野自動車「スーパーハイルーフ」、いすゞ自動車「マキシルーフ」三菱ふそうトラック・バス「スーパーマルチルーフ」と、それぞれネーミングされています。キャビン上部全体を一つのスペースとして設計し、加えて導風板の能力も兼ね備えた優れものです。導風板は軽量、耐久性、防錆性の観点から繊維強化プラスチック(FRP)や合成樹脂などの素材を使われているケースが多いです。 

 

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トラックの導風板の役割と効果 

さまざまな効果をもたらす導風板(エアデフレクター)の具体的な役割と詳細を解説します。

 

風切り音の軽減 

導風板を設置することで空気との衝突を避けることができ、風切り音を軽減します。風切り音はトラックの速度を上げれば上げるほど大きくなりますが、導風板によって風と直接ぶつかり合うことがなくなるので風切り音は小さくなり安全走行を妨げることはなくなります。

 

燃費効率の向上 

導風板の設置によって空気抵抗は小さくなりますので、トラックに必要なかった過度な負担が解消され、その分燃費向上に役立ってくれます。 

風圧による不必要な圧力が軽減されるということは、タイヤやエンジン付属の装備などの耐久性を向上させトラックの寿命を伸ばすことにもつながっていきます。

 

ふらつきの抑制と安定性の向上 

トラックの車体を抜けていく気流の流れをスムーズにするエアロパーツとしての導風板は高速で走行すればするほど車体を下部(道路面)に押し付けてくれてふらつきを抑制し、安定性を向上させます。 

さまざまな形状の導風板にはそれぞれの設計に対する意図がありますので、メーカーの目的や意図を確認して選択してください。

 

スムーズな加速 

空気抵抗を減らしてくれる導風板はトラックの加速をスムーズなものにしてくれます。飛行機や新幹線、レーシングカーなどが流線形なのと同じ理由です。

 

見た目の改善 

見た目を改善できるという理由も導風板装着の大きな理由の一つになります。キャビンと一体化された導風板は荷台架装されたバンボディと同等の高さを誇り、スタイリッシュ外見で、見た目美しさを表現しています。 

 

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トラックの導風板は3種類 

トラックの導風板3種類あり、事業主やドライバーの考え方でその種類を選定することができます。

 

固定式  

固定式は導風板の角度が変更できないタイプです。形状がもとから決まっているタイプで、新車を注文する時にメーカーのオプションでカタログから選択して新車納入時にはキャビン上部に取り付けられています。 

トラックに合わせて設計されたもので、見栄えがよく、リアスポイラーやギャップシートを合わせて装着すれば、空気抵抗は最大限に抑えられ燃費向上にも貢献してくれる優れものです。

 

可変式 

角度を変えることができる可動式の導風板です。走行中にドライバーの意志や自動で導風板の角度を変えることができます。 

後付けする場合には角度調節によって荷台高さに合わせることが可能なフレキシブルな導風板です。

 

ボードタイプ 

3種類の導風板の中で一番シンプルなタイプです。ボード1枚ものの導風板で、両サイドが開いているために多少の空気は後ろに回り込んでしまいます。固定式や可動式の導風板のような効率の良い効果は期待できません。しかし、シンプルなデザインは低コストというメリットを生んでいます。 

 

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トラックの導風板メーカー 

複数のトラックメーカーがあるように、トラックの導風板製造する会社や取扱う商社が日本国内に存在します。代表的な紹介します。

 

日本ボデーパーツ工業 

大阪市に本社を置く日本ボデーパーツ工業1946年に創業ました自動車ボデー材料・用品を取り扱う専門商社です。大型・中型トラックを中心に自動車ボデー材料、用品、部品扱い、長く導風板の変遷も周知しており、新車両へのタイムリーなデリバリーを実現すべく努力を積み重ねてきた会社です。

 

第一ボデー 

第一ボデー株式会社は1949年、広島市で創業した福祉車両・救急車などのオーダーメイド車両の製作を行うメーカーです第一ボデーのオリジナル製品である「ミーティア」はキャブ一体型・流線形の導風板です。 

各トラックメーカーの車種ごとに空気抵抗を減らして走行の安定性を向上させる設計・デザインがなされています。培ってきた技術を基にして行うスーツケースの修理においても定評のある会社です。

 

田坂鋼業 

1948年に広島市で創業した田坂鋼業株式会社自動車用バッテリーおよび自動車用部品販売会社としてスタートしました。1993年、京都陸運局でオリジナル導風板の認可を受け翌1994年にオリジナル導風板である「トップランナーNT」の販売を開始しています。 

バッテリーおよび導風板等の部品販売は大型商用車、トレーラー・特殊車両に特化しており、長きにわたる大手商用車ディーラー、大手トレーラーメーカーとの付き合いの中で実績を積み上げています。 

 

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まとめ

導風板の取り付けは、法律で定められているわけではありませんので、装着は事業主やドライバーの考え方一つです。 

導風板に社名やキャッチコピーをペインティングすることも可能です。他のクルマより大きなトラックのペインティングは迫力とともに見る者に強いインパクトを与えることが可能かもしれません。今回の記事が導風板導入の参考になれば幸いです。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆さまにさまざまな情報をお届けします。 

 

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