冷却水(クーラント液・ラジエーター液)とは? 役割や種類、補充方法を解説

「金額だけ知りたい」という方もお気軽にトラックファイブにご連絡
トラック買取の無料査定はこちら
  • 豊富な実績

    買取12,000台/年

  • 最短即日から!

    高価買取

  • 日本全国無料!

    出張査定


はじめに

エンジンに欠かすことのできない冷却水(クーラント液・ラジエーター液)は高熱のエンジンを冷却し正常に駆動させています。車両の命とも言えるエンジンを冷却するばかりか、ラジエーターや関連部品の防触や凍結防止にも役立っています。 

今回の『豆知識』では冷却水の役割や種類、交換・補充の時期について詳しく解説します。 

自分の手で冷却水の補充や交換を行うことがなくとも冷却水は人体に有害な物質なので、冷却水の果たす役割や冷却の仕組みは知っておいてください。万が一のトラブル時には必ずその知識が役に立ちます。 

 

「金額だけ知りたい」という方もお気軽にトラックファイブにご連絡
トラック買取の無料査定はこちら
  • 豊富な実績

    買取12,000台/年

  • 最短即日から!

    高価買取

  • 日本全国無料!

    出張査定


冷却水(クーラント液・ラジエーター液とは? 

その名のとおり冷却水(クーラント液・ラジエーター液)は、エンジンを冷却しています。内部で軽油やガソリンなどの燃料を爆発・燃焼させることで動力を起こし冷却水がエンジンの高熱を下げますそして、冷却水はエンジンとラジエーターを循環しています。
高温になった冷却水はラジエーターで冷やされ温度を下げてエンジンにまた戻っていきます。この循環が繰り返されます。 

それによってエンジンはオーバーヒートを起こすことなく走行を続けることができます。冷却水はクーラント液(英語のcoolant:冷却剤)ともラジエーター液とも呼ばれています。 

 

冷却水(クーラント液・ラジエーター液)代わりに水を使用してはいけない 

冷却水の代わりに、水道水やミネラルウォーターなど水を使用することは避けてください。 

一つ目の理由として「凍結」があります。 

エンジンもラジエーターも車両の構造上、ほぼ外気と直接触れ合っています。夏の炎天下での走行はもちろん冬期に厳寒の氷点下の中での走行を余儀なくされることもあります。冷却水は耐凍結性が高く、氷点下になっても凍結することがないのです。それに引き換え、水は0℃で凍結してしまいます。 

ラジエーターによって気化熱を奪われ簡単にラジエーター内やエンジンとの配管内で凍り付いてしまい、冷却水の機能を果たせなくなり、エンジンはオーバーヒートを起こしてしまいます。 

そして二つ目の理由は「錆び」です。 

水道水には冷却水のような防錆性がありません。水道水を冷却水代わりに使用すると、ラジエーター内部やエンジンとの配管内部が腐蝕して、冷却機能の低下ばかりか最悪冷却水は循環できなくなってしまいます。その結果、冷却されなくなったエンジンはオーバーヒートを起こしてしまいます。 

最後の理由として「水の沸点」です。 

水の沸点は冷却水より低く、100℃であることがあげられます。走行中のエンジンの適温は約80℃~100℃です。この適温は冷却水やエンジンオイルの力によって保たれているのですが水は100℃で沸騰して水蒸気となってなくなってしまい、必要な機能を果たすことができず、オーバーヒートにつながります。 

冷却水はマイナス数十℃から200℃近くまで沸騰しない性質を持っていてエンジンをいつも定温で守ってくれるのです 

 

【参考】トラックの買取相場・実績一覧はこちら

【参考】トラックの全国無料出張査定依頼はこちら

【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!

 

「金額だけ知りたい」という方もお気軽にトラックファイブにご連絡
トラック買取の無料査定はこちら
  • 豊富な実績

    買取12,000台/年

  • 最短即日から!

    高価買取

  • 日本全国無料!

    出張査定


冷却水(クーラント液・ラジエーター液)の種類と色 

重要な機能を果たしている冷却水は、その寿命によって2種類に分けられています。そして、その2種類は間違って使用することがないように色分けされています。

LLC(赤色・緑色  

1種類目の冷却水(クーラント液・ラジエーター液)はLLC英語でLong Life Coolant)です。色は赤色もしくは緑色です。このLLCが開発された数十年前の冷却水は寿命が短かったので、ロングライフと命名されたそうです。 

このLLCのあとに開発された冷却水はさらに寿命が長く、SLLCとLLCにS(スーパー)の冠が付きました。LLCの寿命は2年程度です。赤色、緑色の冷却水であるLLCの交換が必要となる目安は2年間程度です。

SLLC(ピンク色・水色 

LLCよりも寿命の長いSLLC(英語でSuper Long Life Coolant)です。SLLCは現在主流の冷却水となっています。LLCの寿命の2倍以上長く、7年がその目安です。 

メーカーによってはさらに寿命の長いSLLCを開発しており、その寿命は10年間です。そしてSLLCの色はピンク色、もしくは水色です。 

 

冷却水(クーラント液・ラジエーター液)が劣化するとどうなる? 

冷却水は目安の使用期間であるLLCの2年、SLLCの7年を超えると劣化しいきます。経年劣化による変化は、泡立ちが起こりやすくなり、見た目の違いで判別できます。 

これは冷却水に含まれる泡を消す効果を持つ消泡剤の力が弱くなってしまうことが原因です。冷却水の経年劣化で気泡ができやすくなってしまうのです。 

シリンダーヘッドあたりの高熱を持つ部分で冷却水が沸騰する場合があります。沸騰した冷却水にできる気泡が原因となって、冷却効果を極端に落としてしまいます。 

 

「金額だけ知りたい」という方もお気軽にトラックファイブにご連絡
トラック買取の無料査定はこちら
  • 豊富な実績

    買取12,000台/年

  • 最短即日から!

    高価買取

  • 日本全国無料!

    出張査定


冷却水(クーラント液・ラジエーター液)の交換・補充方法 

冷却水の交換・補充方法を解説します。

エンジンに負担のかからない運転をしていても、クーラント液にも自然減少があります。高温のエンジンによる蒸発を避けることができないからです 

日常点検・定期点検時に必ずリザーバータンクの目盛りを読み取って、不足している場合には補充することが必要です。

交換・補充の時期 

冷却液の補充時期は日常点検・定期点検時にリザーバータンクの目盛りを読み取って確認してください。 

側面の目盛りの残量を読み取り、まだ交換時期ではなくても、「FULL/LOW」や「MAX/MIN」のLOW、MINにかかっていれば冷却水を補充してください。

交換・補充にかかる費用 

交換や補充にかかる費用です。種類やメーカーによって多少の差があると思いますが補充のみなら冷却水1リットルの値段は1,000円ほどです。不足した量だけ自身で補充してください。 

ご自身で行う場合にはエンジンが冷えたことを確認してからラジエーターキャップを外してください。高熱になった冷却水が噴出して火傷をしないように十分注意してください。 

交換は修理工場に任せてプロの整備士の手に委ねてください。費用は冷却液代金だけではすみません。産業廃棄物としての冷却水の処理代、その他に工賃が5,000~8,000円ほどかかります。ただし、この工賃は地域や工場によって違いますので事前に確認してください整備士に任せてラジエーター内の洗浄もオーバーヒートの原因となるエア抜きもしっかり行ってもらったほうが安心です。

交換・補充の手順 

自身で冷却水の補充を行う際に十分気をつけなければならないことはエンジンの高温で火傷を負わないことです。まずはエンジンが冷えていることを確認してエンジンルームを覗いてください。そして、リザーバータンクの目盛りを読んで冷却水の残量を確認します。 

残量が目盛りの下限以下(LOW、MIN以下)になっている場合には補充用の冷却水を目盛りの上限(FULLやMAX)まで入れてください。その時には補充用のクーラントチャージャーを使用すると便利です。補充後、ラジエーターキャップをしっかり閉めてエンジンをかけて異常がないかを確認してください。異常がなければ冷却水の補充は完了です。 

冷却水は、人体に安全なものではないので、交換はディーラーやガソリンスタンド、整備工場等にてプロの整備士に任せてください。 

 

冷却水(クーラント液・ラジエーター液)が漏れている兆候 

トラックではエンジンやラジエーターが外部にほぼむき出しの状態で、走行中に路面から弾かれた石などがぶつかりラジエーターや接続部品のホースなどを破損させる場合があります。そして破損場所から冷却液が漏れ出してしまいます。

破損部位はラジエーター本体であったり、ラジエーターホースヒーターホースウォーターポンプなどであったりします。漏れ出した時には水温計が上がったり、水温蛍光灯が点灯したり、外部から冷却水特有の甘い匂いがしてきます。そのような兆候を確認できた時には冷却水の漏れを疑ってください。 

 

冷却水(クーラント液・ラジエーター液)が漏れたときの対処法 

最後に走行中に冷却水が漏れ出してしまった際の対処法をお伝えします。 

水温警告灯の点灯に気づいたり甘い匂いに気づいた場合には、まずはあわてず車両を側道や安全な場所に停車してください。その際には必ず三角の停止表示板を置いて停車中であることを、第三者に気づかせてください。そしてエンジンを切ったあと、エンジンが冷めるのを待ってからエンジンルームの確認を行うようにしてください。間違ってもエンジン停止直後にラジエーターのキャップは開けないでください。高温になった冷却水が噴出して火傷をする危険があります。 

冷却水漏れを確認できたらあわてずに、ディーラーや付き合いのある整備工場、提携しているロードサービスなどに連絡してプロに修理を依頼するようにしましょうロードサービスも呼べないような事態に遭遇してしまったら、緊急時の冷却水の代用として「水を補充して、対処可能な場所まで移動してください。 

 

まとめ

冷却水(クーラント液・ラジエーター液)はエンジンを守る非常に大切な液体です。 

その液体は、ラジエーターやウォーターポンプ、付属のホースなどの部品がなければ機能しません。多くの部品が互いに協力し合って初めて車両は走行できるのです。日常点検、定期点検を大切にし、日々の安全走行を続けてください。 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆さまにさまざまな情報をお届けします。 

 

【参考】トラックの買取相場・実績一覧はこちら

【参考】トラックの全国無料出張査定依頼はこちら

【参考】LINE友達登録でトラックの買取実績・お役立ち情報を送信!無料出張査定依頼ができる!

「金額だけ知りたい」という方もお気軽にトラックファイブにご連絡

トラック買取の無料査定はこちら

  • 豊富な実績

    買取12,000台/年

  • 最短即日から!

    高価買取

  • 日本全国無料!

    出張査定


関連記事一覧