自分で簡単に交換できるワイパーゴム! 表面加工が施されたものなど全3タイプ

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はじめに

ワイパーゴムはご自身の手で交換することが可能です。トラックのワイパーゴムの交換時期は、乗用車と比べて走行距離数や時間が違います。

長時間風雨や砂埃にさらされ、さらに工場や建設現場で発生する粉塵のほか、燃焼で生じた煤や排出ガス、黄砂などPMと称される『粒子状物質』がトラックの大きなウインドウに付着します。

安全走行のためにはそれらを取り除くワイパーは必要不可欠なパーツです。
車検や定期点検を待たずにワイパーゴムの劣化で視界が悪くなったと感じたら、ぜひご自身で交換を行ってみてください。

 


ワイパーの種類

ワイパーを構成する部品は単純です。

モーターで動くワイパーの軸となるのが金属製の『アーム』、その先に取り付けられた金属製の『ブレード』、そしてブレードにゴム製の『ワイパーゴム』がはめ込まれています。

ワイパーゴムだけを交換するのか、ブレードとともにワイパーゴムもセットで交換するかで用意するパーツは変わってきます。

 

・ワイパー本体の種類

ワイパー本体とは、ワイパーゴムがセットされた状態のワイパーブレードを指しています。

ワイパーゴムと同様にワイパーブレードも経年劣化します。トラック前面のフロントガラスとともに日夜を通して雨の日も風の日も、暑中の炎天下でも安全走行のためにワイパーは活躍し続けます。塗装も劣化によりはげてしまい、腐食も起きてしまいます。

ワイパーゴムほど劣化のスピードは速くないにしてもワイパーブレードは確実に経年劣化を起こしてしまうパーツです。ひどく劣化してしまう前に交換しましょう。

一般的なトーナメントワイパー、その他にもデザインワイパー、フラットワイパーなどの種類があります。

 

・ワイパーゴムの種類

ワイパー本体のワイパーブレードにガタつきや腐食がなければ、ワイパーゴムの交換だけで大丈夫です。

ワイパーゴムにはノーマルタイプ、表面の滑りをよくする加工が施されたグラファイトタイプ、水を弾く効果のある撥水(シリコート)タイプの3種類があります。

ワイパーゴムを購入する際は、必ずワイパーブレードに合ったサイズのワイパーゴムをお求めください。車種や年式、型式で簡単に調べることができますので、それらが不明な場合は車検証があれば便利です。

 

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【ワイパーゴムだけの場合】交換の手順

ワイパーゴムの交換には、ワイパーゴムだけ交換する方法とワイパーブレードとともにワイパー本体を交換する方法があります。

ワイパーブレードのほうが耐久性は高いので、交換の頻度はワイパーゴムのほうが高くなるでしょう。まずはワイパーゴムだけを交換する方法から説明します。

 

1.ワイパーアームからブレードを外す

ワイパーを立てて、ワイパーアームからワイパーブレードを外します。

ワイパーブレードをスライドすることによって外すことができます。

 

2.ロック穴(ストッパー)のほうから古いゴムを引き抜く

ワイパーブレードの端にある窪みはワイパーゴムのストッパーであり、ロック穴です。必ずロック穴のほうから古くなったワイパーゴムを引き抜いてください。

引き抜いた際、ワイヤーゴムを止めているツメ部分などに土埃などが付着しています。普段掃除ができない部分なので、この時をねらってきれいにしてください。

 

3.新しいゴムを差し込む

新しいワイパーゴムをロック穴のないワイパーブレードの端からスライドして挿入してください。

バッテリーを外して交換やバッテリー液の補充を行う際には、マイナス端子を外して電流が流れない状態を作れば安心して作業を行なうことができます。

 

4.ロック穴にツメが入るまで押し込む

外した時と逆の方法で取り付けています。スライドしたワイパーゴムを最後まで押し込んでロック穴にツメを入れてください。

ツメで固定されて動かなくなれば、ワイパーゴムのワイパーブレードへの装着は完了です。

ワイパーゴムにはワイパーブレードの長さに合わせてカットしなければならないタイプもありますので、その場合には対応してください。

 

5.ブレードをワイパーアームに戻す

外した時と逆の方法で取り付けています。スライドしたワイパーゴムを最後まで押し込んでロック穴にツメを入れてください。

ツメで固定されて動かなくなれば、ワイパーゴムのワイパーブレードへの装着は完了です。

ワイパーゴムにはワイパーブレードの長さに合わせてカットしなければならないタイプもありますので、その場合には対応してください。

 

【ワイパー本体の場合】交換の手順

続いてワイヤーゴムの取り付けられたままのワイパーブレードの交換です。このセットされたワイパー本体は、車種や年式、型式が分かればインターネットでも簡単に購入できます。

ワイパー本体の交換のほうが、ワイパーゴムの効果よりも簡単に行うことができます。

以下の手順に沿ってワイパーを交換し、視界良好で快適な安全走行を続けてください。

 

1.ワイパーアームからブレードを外す

ワイパーアームを立てて、ワイパーブレードを外してください。

この時ワイパーアームがフロントガラスを傷つけてしまうことがないように、タオルをウインドウガラスの上に敷いて、その上にアームを置いておくようにしてください。

 

2.新しいワイパーブレードを取り付ける

ワイパーブレードは中央のクリップのストッパーを押し込めば簡単に外れます。

そして用意した新しいワイパーブレードを取り付ければ作業は完了です。

 
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まとめ

ワイパー自体の交換や、ワイパーゴムの交換は意外に簡単な作業です。

プロの整備士に任せる安心感も大切でしょうが、毎日運転する愛車のパーツ交換を行うことによって、愛車の違った側面も見えてきたりします。すべては安全運行のためです。それは会社のためであり、ご自身、ご家族の幸せにつなげるためです。

ワイパーの交換に一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。

 
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