エンジン冷却やバッテリー充電などに欠かせないファンベルト交換の重要性
目次
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はじめに
もともとファンベルトとはエンジンからの動力により、ラジエターを冷却するためのファンを回すベルトのことを指していました。
次第にバッテリーの充電や、エアコン・パワステなどにもファンベルトが使用されるようになり、それらの伝動ベルトを総称してファンベルトと呼ぶようになりました。
電動式ファンが一般的になった現在では本来のファンを回すためのベルトは使用されなくなっていますが、今なお残っている伝動ベルトはさまざまな装備を動かすトラックや各車両に欠くことのできない駆動部品なのです。
交換時期のタイミングを逃してしまい「まだ大丈夫だろう」と、軽率な考えから交換せずにいると思わぬ事故につながる場合があります。
本記事では、ファンベルト交換時期の目安と、交換しないリスクについても解説します。
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ファンベルト交換時期の目安
ファンベルトはゴム製で、エンジンの動力を各機構に伝えています。
ゴム製という寿命のあるファンベルトには絶えず強い力がかかっています。
経年劣化でゴムがたわみ、ファンベルトが緩むことは仕方がないことです。そのために道路運送車両法において定められている日常点検や定期点検があります。各点検の項目にも『ファンベルトの緩み及び損傷』として明示されており、ファンベルトの交換時期はトラックの大きさ、積載量やベルトの種類によっても変わり、一概に目安として提示することは難しいです。
定期点検や日々の点検時に確認を行いその都度対応できることが望ましいです。
トラックの走行時間と走行距離
各メーカーは現在、ファンベルトの交換推奨期間・走行距離を明確には提示していません。
同じメーカーの同種類のファンベルトでも、装備されるトラックはさまざまです。
トラックのサイズ、運ぶ物、始動・停止が多くエンジンに負荷のかかる走り方なのかなどにより変わりますが、多種多様のトラックに使われています。
各メーカーが交換推奨時期を明示しないのは当然のことと言えるでしょう。
一つの目安として考えたいのは、「3年3万㎞」ですが、これは乗用車の場合です。
乗用車の年間走行距離の目安は1年1万㎞ですので、新車登録して3年目の初めての車検でファンベルトを取り換えるとすれば、他の整備とあわせて行えるので取替工賃を安く済ませることができるはずです。
しかしながら、トラックの場合は大型トラックであれば年間10万kmほど走行します。1年に1度の車検を待っているわけにはいきません。
トラックには、道路運送車両法にて義務付けられている定期点検や日常点検等の多くの点検がありますので、その際にファンベルトのたるみや損傷を見つけその都度対応するのが望ましいことです。
ファンベルトに異常が見つかったら
車検、定期点検、日常点検でファンベルトのたわみや損傷などの異常が見つかった時は調整を行わなければなりません。
損傷が著しく、整備士が交換必要と判断したら、それに従って新しいファンベルトに交換しましょう。
ファンベルトの異常を知るのは点検ばかりではなく、トラック始動時や走行中に「キュルキュル」とベルト鳴きや異音などがエンジンから聞こえることでわかる場合があります。
その際はファンベルトの異常と判断して早めに整備工場等に相談してください。
ファンベルトを交換しないとどうなるの?
これまで説明したようにファンベルトはラジエターを冷却するだけではなく、さまざまな装備を作動させるため各部にエンジンの動力を伝えています。
ファンベルトを交換しないままトラックの走行を続けると、さまざまなリスクが生じる可能性があります。
次に述べる症状が出た場合にはファンベルトの異常を疑ってディーラーや整備業者に相談してください。
エンジンが停止して動かなくなる
最悪のケースは、ファンベルトを交換しなかったことで切れてしまい、バッテリーに電気を充電しているオルタネーターが作動しなくなることです。
バッテリーは充電された電気を使い切ってしまえばその機能を果たせなくなってしまい、エンジンのスタートもできなくなってしまいます。
さらに、多くのトラックはエンジンのオーバーヒートを防ぐためにファンベルトが切れたら停止するように設計されています。
ハンドルが重くなって運転しづらくなる
ファンベルトが本来の機能を果たせなくなると、ハンドル操作を軽くするパワーステアリングの機能も果たせなくなります。
ファンベルトの状態によってクランクシャフトの回転が油圧ポンプに伝わらなくなるとパワステ機能が停止して、ハンドルが重くなってしまいます。
エアコンが動かなくなる
ファンベルトはエアコンのコンプレッサーも作動させています。
ファンベルトの異常などにより、エアコンが起動しなくなってしまいその機能が停止してしまう場合もあります。
オーバーヒートが発生する
ファンベルトを交換しないまま走行したことで切れてしまい、ウォーターポンプが故障することもあります。
ウォーターポンプは高温のエンジンを冷やす冷却水を循環させていますが、この機能が果たせなくなってしまうとエンジンの温度を下げることができなくなり、最終的にはエンジンがオーバーヒートを起こしてしまいます。
バッテリーが上がってしまう
ファンベルトに異常があれば、バッテリーへの電力の供給元であるオルタネーターが作動せず、バッテリーが上がり充電された電気を使い切ってしまいます。
バッテリーからの電力を受けて動いている多くの機器が作動しなくなってしまいます。ダメージを一度でも受けたバッテリーはもとの状態には戻らないので、交換が必要になります。
電気系統に不具合が生じる
ファンベルトが正常に動かないままトラックを走行させて、電力を必要とする機器類への電力供給が絶たれてしまうと、照明などの電気系統に不具合が生じるばかりか、運転中のカーナビやオーディオ、パワーウインドウの使用に制限が生まれてしまい、走行の持続に大きな障害となってしまいます。
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ファンベルトの交換費用はいくらかかる?
ファンベルトの交換にかかる費用は他と同様に、部品価格と作業工賃になります。
現在ではインターネットでファンベルトの価格の相場を調べることができます。
一般的にはベルトの価格が4,000〜10,000円と幅があり、さらに高額な商品も販売されています。作業工賃は6,000円程度ですが、ファンベルトの交換は他の部品の交換とは違います。
それは交換後、走行中に不調や異音を感じ取った際には調整が必要になるからです。調整費用としては3,500円ほどかかるようです。
この調整費用を交換費用に含めるとしたら20,000円近い金額になります。
まとめ
ファンベルトは多くの機器に関係し、多くの影響を与える部品です。
ファンベルトにベルト鳴きや異音などの異常を感じたら放置は厳禁です。
定められている日常点検、定期点検を行うことに加えて、事故予防のためにもその都度メンテナンスが重要です。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。
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