日野レンジャーはなぜ人気なの?歴代モデルから秘密を紐解く
目次
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日野レンジャーとは
レンジャーの歴史
レンジャーは日野自動車株式会社の中型トラックで、長年にわたって販売台数トップシェアを誇るシリーズです。
積載量は4tクラス、車両総重量7.6tから19.8tまで幅広いバリエーションがそろい、短距離から中距離と、さまざまなニーズに応え海外でもその需要は高いです。
そしてレンジャーは商用車両としての活躍のみならず、日野自動車創立50周年からダカール・ラリーに連続して参戦しています。
1997年には日本車で唯一のカミオン部門(中型車ベースの車両と大型のカミオンが競い合う)で総合優勝を果たしました。レースも小排気量で挑み、トラックとしては小柄な車体ながらも大排気量車に負けぬ戦いぶりを見せ、『リトルモンスター』として世界のトラック業界に名を馳せています。
初代モデル(1964年~1984年)
1964年(昭和39年)に初代日野レンジャーは3.5t積のKM300 として登場しました。
翌年の1965年にロングホイールベースのKM340 を追加登場させています。
1968年キャブドアを、現在の形状である前ヒンジ(蝶番)の後ろ開きに変更しています。
1969年ビッグマイナーチェンジでフロントコーナーランプのデザインを変更し、ヘッドランプが4灯化されました。
1978年ハイバックシートの設定、サイドミラーの大型化などで安全性を高めました。
2代目モデル(1969年~1980年)
1969年2代目レンジャーは新開発の直列6気筒・EC100型(120 ps)エンジンを搭載して登場しました。
続いて、1972年には145psのEH100型エンジンを搭載、6t積載の大型仕様車のレンジャー6がフロントグリル等のマイナーチェンジとともに登場しました。
1974年に155psのEH300型エンジン搭載。
1976年にはラウンドした特徴的なインストゥルメント・パネルに変更したレンジャーが登場。
1977年に165psのEH700型エンジンを搭載。
1978年 には170psにパワーアップしたEH700型を搭載。
3代目モデル(1980年~1989年)
1980年に登場した3代目レンジャーは「風のレンジャー」と通称されました。
1982年にはレンジャーターボU(4E)が登場しています。
1984年からマイナーチェンジが続き、ヘッドライトを丸型4灯から角型4灯に変更し、助手席セーフティウインドウを標準装備としました。
1986年にはエンジンワンキー操作が標準装備されました。
通称レンジャー+5(プラスファイブ)のキャッチコピーは「きめて乗る、今度の新型」でした。
4代目モデル(1989年~2001年)
1989年に4代目レンジャーは登場しました。
クルージングレンジャーと称された4代目レンジャーは平成元年排出ガス規制に適合したH07Dを搭載しました。
これまでとは違う視点で、ワイドキャブはキャブ側面を張り出す方法からキャブ自体の幅を広げる方法に変わりました。
ヘッドライトは異型2灯を採用し、角型4灯から変更されました。
コマーシャルに米国女優のダイアン・レインを起用し、キャッチコピーを「人と街に響きあう」「トラックを脱いだ」などとつけて、バブル期に宣伝を行いました。
5代目モデル(2001年~2017年)
2001年フルモデルチェンジした5代目レンジャーは「トラックの進化は未来からやってきた」のキャッチコピーとともにレンジャープロとして登場しました。
2002年低公害車LEタイプ車の設定(グッドデザイン賞受賞)。
2003年にエアサス車の拡大、超低PM車の設定などを行い新しい時代にあわせたレンジャーが登場しました。
排出ガス規制に対応しながら各車両、ハイブリッド車、大型車両等が送り出されていきます。
6代目モデル(2017年~現在)
2017年に6代目レンジャーとして16年ぶりにフルモデルチェンジされました。
新開発の5.1L・直列4気筒SOHC16バルブ直噴ディーゼルを用いたA05C型エンジンがラインアップ全車に搭載されました。
210psエンジン搭載車と190psエンジン搭載車はDPR-IIを採用し、尿素フリーを実現しました。
プリクラッシュセーフティ、車線逸脱警報装置、VSC(車両安定制御装置)が全車両に装備され、スキャニングクルーズⅡ、ドライバーモニターなどが必要に応じて各車両に装備されました。
2022年に完成したVQシリーズはウイングバンのラインナップを拡大し、今後の物流の2024年問題や多様化に対応していきます。
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日野レンジャーの特徴
疲れにくい快適性能
レンジャーはダイバーシティの時代となった現在、すべてのドライバーの快適性能を追求しました。
『アシストグリップ・ステップ』は女性やシニア、小柄なドライバーでも乗降が楽にできます。
『ドライバー席パッケージング』はさまざまなドライバーの体格に対応します。
『コンビネーションメーター』は視認性が高いユニバーサルデザインを採用しています。
『丸型レジスター』は操作がしやすく快適です。
『スイッチ操作パネル』は操作しやすくゾーン分けされています
その他にも『ステアリングスイッチ』『空調コントロールスイッチ』『Pro Shift』などの疲れにくい快適性能がすべてのドライバーを守ってくれます。
最新の安全性能
最新の安全性能でレンジャーは歩行者など周囲の方々とドライバーを守ります。
『サイトアラウンドモニターシステム』は、見通しの悪い前側方の自転車・自動車・歩行者を検知してドライバーの快適運転を支えます。
『ドライバー異常時対応システム』は走行時におけるドライバーの急病等に対応し、自動で減速・停止させるシステムです。
『PCS プリクラッシュセーフティシステム』は衝突被害軽減ブレーキで、歩行者・自転車を検知すればドライバーのブレーキに加えて、ブレーキアシストを行い事故回避に寄与します。
架装性能の高さ
フレームが見直され、架装性能は向上しました。
最適化されたレイアウト架装の効率を高め、発注を受けてからの納期短縮も可能にしました。
フレーム素材は酸化被膜(金属類の表面に生じるきわめて微細な錆)を除去した酸洗材の採用によって防錆力は一段と向上しています。
これまでのカーゴ、ダンプ、ミキサー車に加えて冷凍車とクレーン車の専用車型を設定しました。
架装性を高めてバリエーションを拡充し、利用者の要望にきめ細かく応えることを目指しています。
メンテナンスのしやすさ
メンテナンスのしやすさもレンジャーが人気の理由の一つです。
レイアウトを見直してフロントリッド開口部にウォッシャタンクを配置したことと、大型注入口の採用によるウォッシャタンクはウォッシャ液の注入がしやすく、残量の確認も容易になりました。
フロントリッド内のレイアウトは点検整備をしやすくしています。
それ以外にも盗難防止用キー付きの燃料タンクキャップや、エレメントの汚れ、交換時期を知らせる電気式ダストインジケータはメンテナンスをしやすくしています。
日野レンジャーを中古で探すなら
5代目モデルが人気
日野レンジャーを中古で探すなら、高出力エンジン搭載や耐久性の高い5代目モデルが人気です。
そして、その人気の理由は日野自動車の販売ネットワークの広さと整備拠点の多さや、メンテナンス費用のリーズナブルなことをあげることができます。
20世紀に入って登場した5代目レンジャー以降のモデルは中古車市場で探すことができます。
日野レンジャーは長距離ドライバーに人気
日野レンジャーの特徴である高出力エンジン搭載や耐久性の高さは長距離ドライバーに安心を与え、人気を集めています。
ドライバー目線で考えられた快適な居住性や運転のしやすさ、安全性能の高品質はどれもが長距離ドライバーのストレスを軽減してくれます。
さらに、整備拠点の多さや日野自動車の全国ネットワークの広さはドライバーに安心感をもたらしてくれます。
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まとめ
子どもたちに残さなければならない地球環境整備や未来へ向けてのダイバーシティを含めた対応は、物流・トラック業界全体で受け止めて考えていかなければなりません。
日野レンジャーの半世紀にわたる歩みはまさに日本の発展とともにありました。
日本経済の基盤として不可欠な物流、それを支えているのがトラックです。この先の明るい日本の未来のために日野自動車、そしてドライバーのために考え抜かれた日野レンジャーはますます発展に貢献し、新車のみならず中古トラックにおいてもその実力を発揮していくことでしょう。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。
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