トヨタ＆日野自動車　コンビニ３社と水素燃料小型トラックの実証実験

トヨタ自動車と日野自動車は１２月８日、セブン-イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートのコンビニエンスストア３社とともに、燃料電池小型トラック（ＦＣ小型トラック）の走行実験を２０２１年度にスタートする、と発表した。ガソリンや軽油に比べて環境負荷の小さい水素を燃料にした配送トラックについて、運用面での課題の抽出や技術検証などを行い、早期の実用化を目指す。

コンビニの配送車両は１日に複数回、店舗に商品を供給する。そのため、車両には長時間使用したり、長距離を走行できる機能が求められる。トヨタと日野では現在、航続距離４００キロメートルを確保できるＦＣ小型トラックの開発を目指しており、実証実験では、その仕様の車両がコンビニの配送業務に対応できるかどうかを確認する。

走行実験と並行して、ＦＣ小型トラックの普及に向けて、国や自治体、水素ステーション事業者などとの連携を図り、車両価格や水素価格の低減、水素ステーションの配置、水素供給や充填能力の引き上げといった課題の解決にも取り組んでいく方針だ。

ＦＣ小型トラックのイメージ

出典）日野自動車ホームページ