整地に用いる建設機械「ブルドーザー」を紹介!種類・操作・工法などを解説
目次
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ブルドーザーとは
ブルドーザーの特徴
ブルドーザー (Bulldozer) は重機・建機の一種です。
土砂のかきおこし・盛土・整地に用いられます。平土機、略してブルとも呼称されます。
クローラー(キャタピラー)で移動できる車体が装着されたブレード(排土板)で土を押しのけます。、ブルドーザーの出現によってそれまで作業をさせられていたBull(雄牛)がdozer(居眠り)するくらいやることが無くなったことが、ブルドーザーの語源だとする説もあります。
造成工事・ダム工事などの建設現場で、土を「押す」・「削る」を行いながら地盤を均して整地することが、ブルドーザーの仕事であり特徴です。
ブルドーザーの種類
用途に合わせたさまざまな種類のブルドーザーが開発されています。
- ドーザーショベル
ブレード(排土板)の代わりにバケットが取り付けられています。
ホイールローダーのクローラー版です。
- トリミングドーザー
両面が使用できるトリミングブレードを装着し、「押す」と「かき寄せる」の両作業が可能です。
- 水陸両用ブルドーザー
水中での押土・掘削作業を目的としたブルドーザーです。
ラジコンで遠隔操作します。
水中押土・敷均し[1]が可能であり、作業船や水上からユンボで掘削しながら敷き均すよりも精度は高く効率的です。
ブルドーザーに必要な免許
ブルドーザーの操作には車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転者の資格が必要です。
車両重量3t未満であれば特別教育、3t以上であれば技能講習の受講が必要です。
取得条件は年齢18歳以上です。
普通免許が無く運転経験が6ヶ月以上ない場合、受講時間は最長38時間です。
最短でも取得までに5日間必要です。
自動車教習所のように空いた時間に講習の受講はできず、指定された日程での5日間連続の受講を求められます。
大型・中型もしくは普通免許を持ち、小型車両系建設機械運転特別教育を修了し、その運転業務経験が3ヶ月以上ある場合、最短の14時間すなわち2日間で取得できます。
なお、現場間の短距離移動でも公道の運転には大型特殊自動車が必要です。
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ブルドーザーのレバー
国内のブルドーザー製造会社はコマツとキャタピラージャパンの2社です。
コマツを例にしてブルドーザーの運転におけるレバー操作の説明をいたします。
左側レバー
運転席の左手にあるレバー類は主に走行時の操作に使用します。
・ロックレバー:運転席左手レバー類の上から下に降ろすとロック解除できる操作レバーで、安全確保のために重要なレバーです。
・燃料調整レバー:エンジンの回転数を調整し、ブルドーザーのスピードを変える調整用のレバーです。
・PTO調整レバー:PTOのオン・オフを切り替えます。
・走行レバー:ブルドーザーの車体自体の前進・後進、左折・右折の運転操作を行います。
右側レバー
運転席の右手にあるレバー類は主にブレードを作動させるために使用します。
・ロックレバー:運転席右手にあり上から下に降ろしたらロック解除できる操作レバーです。
・3点リンク操作レバー:主に油圧の力で作動するブレードやアタッチメントを操作する
ためのレバーです。
押せばブレードは下に、引け上に上がります。
左右にレバーを動かせばブレードやアタッチメントは左右に動きます。
・アタッチメント操作レバー:アタッチメントの上下操作に使います。
・Auto/Manualスイッチ:ICT制御のON/OFF切り替えスイッチです。
安全レバー
左側レバーと右側レバーの両方に同じ形をしたロックレバーがあります。
非常に重要なレバーであるために、あえて重複して前述します。
非常に力が強いブルドーザーの操作には危険がついて回ります。
走行にもブレードの操作にも十分な注意を払い行うことが必要です。
しかしながらヒューマンエラーは避けることが難しいので、この安全レバーがすぐに各操作レバーをロックすることによって、安心して作業が行えるようにしています。
ブルドーザーの基本的なレバー操作
走行時の操作
ブルドーザー走行時に使う基本的なレバー操作の説明です。
まずは左右の安全レバーを引き上げてロックの解除をしてください。
そして、左側レバーの変速機を1速以下に設定してください。
次に右側レバーでブレードを地上より上に上げてください。
そして左側走行レバーの前後操作で前進・後進が行えます。
危険が常に隣りあわせですので、スピードは徐々に上げてください。
旋回時の操作
ブルドーザーの車体の旋回は、左側走行レバーで行いますが、重量がある車体なので急旋回を行うと、土が盛り上がってしまいます。
前後の切り返しを行いながらの旋回を心がけてください。
ブレード操作
前述しましたように右側レバーでブレードの操作は行います。
ブレードは私たちの手が動く方向にあわせて動きます。
ブレードの上下はレバーの前後操作、ブレードの左右はレバーの左右へのひねり操作で行うことができます。
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反転均平工法Ⅱ工法 の手順
反転均平工法Ⅱ工法は、農地整地を行う際に作付けに非常に重要になる表土を再利用する方法です。
反転均平工法Ⅱ工法は従来工法に比べて運土量が少ないことが最大の特徴です。
①施工前
指定された計画標高を確認するために現況の標高と表土の厚さを計測します。
盛土部になる現況区画部分が運土後に分かるようにマーキングが必要です。
②切土部の反転耕起
そして、レーザープラウを使って切土部だけを反転耕起します。
耕作土としての表土とその下の層の心土を反転させるのです。
③転圧と運土工
全体が乾燥してから、ブルドーザーで運土を行います。
反転耕起した心土を盛土部に移動するため、反転して下にあった表土が表面に出てきます。
④盛土部の反転耕起
続いて盛土部を反転耕起させて下にあった表土は表にでてきます。
これによって切土部も盛土部にも表面に表土が表れている状態になります。
⑤荒整地
再び乾燥を待ってブルドーザーで荒整地を行います。
額縁周りや盛土部は不等沈下[2]を防ぐように丁寧な転圧が必要です。
⑥仕上整地
レーザーレベラーを用いて全体を仕上整地して反転均平工法Ⅱ工法の作業は終了します。
まとめ
日本を含めたインフラ整備が整った先進国より、開発途上国のほうがブルドーザーの活躍の場は多いです。
ブルドーザーが無ければ、土木作業の整地にかかる労力と時間は計り知れないものとなります。
市街地では見かけることが少ないブルドーザーですが、いつまでも私たちの生活とは切り離すことはできない存在です。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。
[1] ダンプトラックなどで運搬された盛土材料を固めるために所定の厚さに敷均す作業のこと。(参考:国土交通省)
[2] 建築物の基礎部分や建物全体が傾いて沈下すること。
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