いすゞ「エルフ」4代目の歴史と概要をご紹介
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4代目「白いエルフ」
製造時期
4代目エルフの製造時期は1984年から1993年です。
高度経済成長期が終わり10年が経ち、日本経済は熟成した時期を迎えてバブル期に突入し、その後バブルが弾けた時期でした。
「規制緩和」による政策で、貨物自動車運送業への新規参入の条件緩和が行われ、トラックの売上も向上した時期でした。
4代目の歴史
ここで4代目エルフの歴史について紹介します。
・1984年7月に登場、ホワイトのキャブでいすゞでは「白いエルフ」で親しまれる。ディーゼルエンジンを全車直噴化。
・1986年12月、NAVI-5搭載車の販売を開始
・1988年、生産累計200万台を達成
・1991年、4速AT車が登場
・平成10年、排出ガス規制に適合
・1993年7月、フルモデルチェンジして5代目にバトンタッチ
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マイナーチェンジの変更点
エンジン
4代目エルフには4HF1型エンジンが加わり、現行型に搭載されているエンジンも基本的には同じ設計の流れを汲んでいます。
サスペンション
サスペンション(※1)の一つであるインデペンデントサスペンション「ダブルウィッシュボーン独立懸架式サスペンション」はトラックにも乗用車並みのドライビングの小気味よさをもたらし、小型トラックの乗り心地、操縦安定性を大きく高めました。
この頃、フロント独立懸架サスペンションはバブル期ならではの装備というわけではなく、それ以降の車種の設計にも引き継がれました。
インテリア
インテリアはエルフが登場した1959年(昭和34年)から、1988年に安全窓が設置された以外大きく変更はありませんでした。
インパネ(※2)はメーターパネルが飛び出したデザインでこの時代の乗用車であるジェミニなどと同様になっています。
そして4代目からパワーウィンドウが標準装備になりました。
エルフの機能
安全性
エルフにはドライバーと街を歩く歩行者に配慮した安全性を高める機能を多く搭載されています。
・異型ヘッドランプが初採用
・フォグランプ一体型のハロゲンヘッドランプ、コーナーリングランプが採用
・エアロダイナミックバンパー、フェンダーカバー、エアロミラー、電動格納式ミラーなどが登場
実用性
実用性においてはハイルーフ化によって居住性を高め、ヘッダーシェルフなどのドライバーの必要品の収納場所を増やし、バックアイモニターの取付け場所を確保しています。
ひじ掛けにもなるサイドテーブルの設置は運転以外のドライバーの事務作業をサポートし、身だしなみを整えるためのバニティミラーも便利です。
ワイドキャブでは助手席にも専用のコンソールボックスを置くなどドライバーのみならず、同乗者にも心配りをしています。
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標準キャブ
フルフラットロー(全低床)
フルフラットロー(※3)で前・後輪含めた全輪に同サイズのチューブレスラジアルタイヤを採用しました。
そのためスペアタイヤは1本で充分です。
そのタイヤの大きさはフラットローほど小さくはありませんが、キャビンも荷台も低くなることによって乗降性・荷役性・積載性がバランスよく向上しました。
荷役性が良く、高速走行性や走破性が良くなっています。
全体的に車高が低いため、運転席部分の高さも低くなっています。
「作業・乗り降りが楽」、「低床トラックに比べて衝撃が少ない」といったメリットがあるものの、「荷台が高いと感じる場合もある」や「高床に比べて走行時に衝撃がある」といったデメリットが出てくるのは仕方のないことかも知れません。
フラットロー
フラットローは、前輪は大きく後輪が小さいために荷台が低く、荷役性が非常に良いのが特徴ですが、後輪のタイヤが小さいために高速走行や走破性で不利になります。
フルフラットローとともにお客様から預かった大切な積荷を安全・確実に運ぶためにいすゞの思いが現れています。
低床
フルフラットローよりさらに荷台床面が低いのが低床車です。
4代目エルフの低床タイプはシングルタイヤの後一方開のスチール荷台仕立てです。
左右アオリは固定式で低い床面ですがしっかりと荷を固定できます。
低床車両にフロント・インデペンデントサスペンションを採用し、快適な乗り心地と安定した操縦性を実現されました。
高床
4代目エルフで一番荷台面の高い高床車は、高速走行性や走破性に優れています。
荷物の積み下ろしが少ない長距離運転におすすめです。
シングルタイヤ、ダブルタイヤのタイプがあり、ボディは標準とロングが設定されました。
木製荷台は高い荷台での積み降ろしを容易にし、長距離走行での積荷への優しさを伝えました。
また、エンジンにはSITEC・135馬力OHCディーゼルエンジンを搭載していました。
エルフのバンシリーズ
バンの種類
お客様のさまざまな要望に応えることができるように4代目エルフはエルフ・バンシリーズとして各種バンを用意しました。
ヘッドライナーイメージバン、エアロキャブバン、配送パック車、ヘッドライナーウイングボディ、アクションバン、オーバースライドドアバンなどです。
積荷、必要な環境に合わせてフルフラットローと高床タイプのシャーシを用意しました。
外壁にはアルミコルゲートパネルを採用し、当時のトラックのイメージを明るく清潔感の高いものに変えました。
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まとめ
4代目エルフはトラックが必要とされる時代に生産累計200万台を達成し、一世を風靡した小型トラックでした。
いすゞエルフはその後も進化を続けています。
2023年、「いすゞワールドプレミア」においてフルモデルチェンジが発表され、ディーゼル車の他に「エルフEV」が登場しました。
2024年度中にはウォークスルーバンである「エルフEVアーバントランスポーター」の発売も予定されています。
新しい時代を常に先取りしていくエルフはこの先もさらなる進化を遂げていくことでしょう。
トラックファイブは『豆知識』でこれからもさまざまな情報を皆さまにお届けします。
※1:車体の底部とタイヤをつなげる部品。サスペンションによってタイヤの位置が決められている。
※2:インストルメントパネルの略。運転席前面の計器盤。
※3:トラックの全低床車両を意味する、いすゞ自動車が用いる呼称。
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