トラックの燃料タンクの容量は?規制・増設の注意点など解説
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トラックの燃料タンクの容量について
基本容量
トラックの燃料タンクの基本容量はトラックのサイズによって違ってきます。
小型・中型・大型とトラックのサイズとその用途によって、走行可能距離と燃費が変わってきます。
トラックには積荷の量やトラックのサイズによる特性に合わせて期待される走行距離があります。
下記は大まかな目安として参照してください。
サイズ | 小型トラック | 中型トラック | 大型トラック |
燃費① | 11~13㎞/L | 7~8㎞/L | 4~5㎞/L |
タンク容量② | 60~80L | 100L | 300~400L |
走行可能距離
(①×②) |
770~910㎞
※70Lで試算しています |
700~800㎞ | 1600~2000㎞
※400Lで試算しています |
期待走行距離 | 近距離 | 中距離・遠距離 | 遠距離 |
各トラックは大きさと期待される走行距離数に合わせて、必然的にこの程度のタンク容量になったようです。
ちなみに東京・大阪間は直線では400㎞ですが道路距離にすると500㎞、往復で1000㎞になります。
大型トラックは効率を考えると、途中の給油無しで東京・大阪間の往復距離くらいは余裕で走りたいでしょう。
そして、大型トラックほどの走行距離を期待されない中型トラックには、100L程度の容量がちょうどよいのかも知れません。
燃料タンクの位置
燃料タンクはどのトラックも荷の積載を邪魔せぬように、荷台下やシャーシ側部にむき出しで固定されています。
側部に装備される理由は、車体中央部にマフラー・プロペラシャフト・ディファレンシャルなどの重要な装置が設置されているからです。
そして、燃料タンクの固定は溶接やボルト締めではありません。タンク全体をバンドで固定している場合が多いです。
これには理由があります。
重い荷台を載せた金属製のシャーシは走行中のカーブなどでねじれます。
そのねじりによってタンクを破損させないためにバンドで固定して「遊び」を作っているのです。
増設はできる?
消防法で燃料タンクの最大容量は1000Lと決められています。
途中給油を行うロスを無くすために法定内でタンクを増設することは可能です。
ただし、「構造等変更検査」の手続きが必要になり車検証の内容を変える手続きを行わなければなりません。
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トラックの燃料タンクを増設するメリット
一度に多くの燃料を給油
トラックの燃料タンク増設を行う理由は、もちろん一度の給油で長い距離を走行するためです。
前項で説明しましたように、中型トラックの場合で燃費は7~8㎞/Lです。
普通車の燃費と比較するとかなり少ないですが、大きな積載重量がエンジンにかける負担を考えれば仕方ないことです。
それを補い、給油の手間や残りのガソリン量を気にするストレスを少しでも減らすために一度に多くの燃料を給油できることは大きなメリットになります。
ドライバーにとってガソリンスタンドに立ち寄ることも仕事ですが、負担にならないということにはならないでしょう。
そして、十分な燃料残量はドライバーに安心感をもたらしてくれます。
ガス欠を回避
ガス欠を起こして立往生をするトラックを最近では見かけることが少なくなりました。
しかし、ロードサービスによる給油のための出動は皆無ではない現実があります。
ドライバーの心理にある「早く着きたい」という気持ちを消し去ることはできないでしょう。
現在の世の中では多くのトラックにカーナビが装備され、カーナビがガソリンスタンドの位置を教えてくれ、運転補助システムが燃料の残存量を教えてくれます。
それらの存在でガス欠などあり得ないように思えますが、「ぎりぎりまで走ろう」とするドライバーの心理によってガス欠を起こしてしまうのです。
燃料タンクの増設はこのガス欠を起こすリスクを低減してくれます。
燃費効率アップ
燃料を給油することによって、燃費効率が上がるという意味ではありません。
トラックも含めすべての自動車は一定速度での運転で、なるべく停車・急発進・減速無しで走行することが、燃費効率を上げる一番の走行方法です。
運送途中で給油のためにガソリンスタンドを探し、それによって走行速度が変動し、停車して再発進することは、若干ではありますが燃費効率を下げてしまいます。
また、会社近くの契約ガソリンスタンドで常時給油することは全社を上げてコストを下げることにもつながります。
そして安心できる燃料を給油できることは、ドライバーの安心にもトラックの長寿命化にも役立ってくれます。
燃料タンクを増設する際の注意点
法規制の遵守
可燃性の燃料を大量に受け入れるタンクの増設では必ず法規制を守らなければなりません。
車検証に燃料タンクの個数と容量が記載されています。
燃料タンクの増設を行う場合には、構造等変更検査の手続きを受けて自動車検査証の内容を書き換えなければなりません。
そしてトラックの燃料タンクは、車両火災防止協定の規則によって「燃料漏れ防止基準(UN-R34)」という基準改正が行われています。
認可日の2018年9月1日以降の新型車や増設の場合はこのルールに従わなければなりません。
そして、法規制は消防法にまで及びます。
トラックに搭載が認められた軽油の量は1000Lが最大限度です。
燃料タンクの増設ではこの最大搭載量となる1000Lを越えないようにしなければなりません。
最大積載量の変更
燃料タンクを増設するということは燃料の増加分、トラックの重量が増えてしまうということです。
軽油の比重は0.8です。
100Lの燃料タンクの増設を行うということはトラックの総重量が80㎏増えてしまいます。
車体重量と最大積載量の合計が車両総重量となります。
その制限された車両総重量を上回ることはできませんので、トラック輸送で一番重要な最大積載量を減らさなければなりません。
増量する軽油重量とタンクの重量分を減らさなければなりません。
そして、ご注意いただきたいのはトラックのなかには燃料タンクの増設や交換ができない車種があることです。
荷台下に十分なスペースが無い場合や、車両と燃料タンクの適合確認が難しく、適合するタンクを使わないと増設や交換ができない場合があります。
費用
そして、燃料タンクを増設する際には相応の費用がかかることを頭に入れておかなければなりません。
増設にはタンク本体の購入費用、取付け工賃が費用として必要です。
加えて、燃料タンクの増設を行う場合に必要になる構造等変更検査の申請料・手数料が費用としてかかってきます。
燃料タンクの増設費用は、業者によって変わりますので依頼する業者から見積もりを取って確認してください。
トラックのサイズ(増設するタンクの大きさ)によっても費用は変わりますのであわせてご確認ください。
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まとめ
ドライバーのストレス低減は、交通安全に直結し社業の安定にもつながります。
場合によっては燃料タンクの増設がそれに大きく貢献することもあるでしょう。
この先増えてくることが予想されるEVトラックには、バッテリーの大きさ・重量や給電設備の配置などまだまだ不十分な点が認められるなか、ハイブリッド車の採用が現実的なのかも知れません。
ハイブリッド車に燃料タンクの増設を合わせることで飛躍的な走行距離の向上につながるかも知れません。
トラックドライバーの作業改善が行われていくことを心から期待しています。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。