マツダの人気トラック「タイタン」とは?年式や特長を解説

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マツダはどんなトラックメーカー?

マツダとは?

マツダ株式会社は広島県に本社を置く、乗用車・トラックの製造販売を事業としている自動車メーカーです。

創業は1920年、東洋コルク工業株式会社として、当時飲料の栓に使われていたコルクの廃棄屑を利用した圧搾板を作り出し、現在で言うSDGsなコルク加工品生産会社としてスタートしています。

2020年には創業100年を迎えている老舗メーカーでもあります。

マツダは時代の流れとともに工作機械に目を向け、1929年には250ccのエンジンを試作しています。

そして1930年代には当時の主流だった3輪トラックの製造販売を開始しています。

近年ではロータリーエンジンの量産化に成功し、乗用車ではファミリアなどの大衆車から、ルーチェ・コスモスポーツ・RX7・ロードスターなどの多くの個性的なスポーツカーまで生み出しています。

過去には米国フォードとの提携期間も長くありましたが、現在はトヨタと業務資本提携を結びトヨタが大株主となっています。

 

マツダトラックの特徴

乗用車メーカーとして国内では名前が通っているマツダは海外に向けてトラックを販売しています。

ドライバー目線に立った操作機能、優れたハンドリング、快適なキャビンが特徴で、その運転のしやすさと乗り心地は国内外のファンの心をつかんでいます。

マツダの小型・中型トラックの人気車種であるタイタンは4JZ1型エンジンを搭載し、「平成28年排出ガス規制」に適合し、燃費性能の向上により「平成27年度燃費基準+10%」も達成しています。

 

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マツダ「タイタン」の特徴

マツダ「タイタン」とは?

1971年に初代のタイタンは登場しています。

半世紀以上の歴史を持つマツダを代表する積載量1.25-4.5t級の小型・中型トラックです。

かつてはフォードにOEM供給してオセアニア地域で「フォード・トレーダー」として販売されていました。

2000年に入ってからは北米地域ではタイタンをもとにしたキャビンで「フォード・LCF」が生産されていたこともあります。

 

マツダ「タイタン」の特徴

マツダ「タイタン」の特徴は運転がしやすいAT限定運転免許にも対応した新9速AMTの採用がまず挙げられます。

新AMTとしての9 速デュアルクラッチトランスミッション「ISIM(アイシム)」の設定は運転のしやすさをドライバーに納得させます。

そしてエンジン回転上昇を抑えた早めの自動変速は、他に類のない燃費と動力性能を両立しています。

加えて働く人の安心を支える、先進の安全機能を備え、経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進している、高齢者を含む運転者を先進安全技術で支援し交通事故防止を図る「安全運転サポート車(サポカーS・ベーシック+)」に該当しています。

被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い時加速抑制装置を搭載したトラックで、運転支援技術が大幅に拡充されていることもマツダ「タイタン」の大きな特徴です。

 

マツダ「タイタン」の年式

初代(1971年―1980年)

1971年、マツダEシリーズ(マツダ・ボンゴの海外向け名称)の後継車として国内で販売されました。

エンジンはガソリン車のVA型直列4気筒1,985cc(92ps)と、ディーゼル車XA型直列4気筒2,522cc(77ps)でした。

ボディカラーをガソリン車はアポロイエロー、ディーゼル車はオリンピアブルーにして色分けをしていました。

1976年には英国パーキンス社と共同開発の「タイタン3700」を発売しています。

XC型直列4気筒3,663cc(100ps)ディーゼルエンジンを搭載していました。

2代目(1980年―1989年)

1980年に発売された2代目タイタンは、2,500 cc・3,000 cc直列4気筒のHA型と、4,000 cc直列6気筒のディーゼル車のみでした。

2ウェイシフトと名づけられた副変速機が設定されていました。

1984年、昭和58年排出ガス規制に適合しています。

この時期のタイタンシリーズの競合車であったキャンターやアトラスのように、商用車両の1種であるウォークスルーバンが存在しました。

 

3代目(1989年―2000年)

1989年発表の3代目から車名ロゴがTitan から TITAN に変更されています。

4速ATとクラス初のキャブサスペンションが採用されました。

1995年に一部マイナーチェンジが行われました。

平成6年排出ガス規制に適合しています。

1999年、平成10年排出ガス規制に適合しています。

 

4代目(2000年―2004年)

2000年に4代目が4ナンバーハイルーフ車と箱バン専用シャーシを新設定して登場しました。

4.0Lディーゼル車のエンジンをベースに仕様変更したCNG車が追加されました。

標準キャビン・標準ボディ・フルワイドロー車と、標準キャビン・高床ローフレームシャーシ車(塵芥車用)の2タイプが設定されています。

タイタンダッシュ(2000~2010年:ボンゴトラックに統合されて販売終了)が同年に登場しています。

2004年にタイタンはいすゞエルフのOEM供給になりました。

 

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現在のタイタンはOEM

5代目(2004年―2007年)

タイタンの5代目以降は、いすゞエルフのOEM供給車両になっています。

これまでのモデルチェンジのサイクルは10年ほどでしたが、4代目は4年と短期間でした。

5代目からは、4代目から販売を開始したCNG車に加え、LPG車も設定されました。

ラインナップも4代目で中止された4WD車やダブルキャブ車が復活しました。

AT限定免許で運転できるクラッチペダルレスのMT「スムーサーE」を採用しています(メーカーオプションでAT仕様の「スムーサーEオートシフト」の設定も可能)。

4.8Lディーゼル車には、アイドリングストップ機能、ABS、ASR(アンチスリップレギュレーター)を標準装備していました。

 

6代目(2007年―2022年)

2007年にフルモデルチェンジして6代目が登場しています。

「アイドリングストップ&スタートシステム」採用や、標準キャビンとワイドキャビンの中間にあたるミドルキャビンの新設を行っています。

2011年にエンジンの改良を行いました。

ディーゼルエンジンを3.0Lの4JJ1-TCS型に統一し、ダウンサイジングを図りました。

それによりディーゼルエンジンの燃焼効率と排出ガス性能を大幅に高め、尿素SCRを非搭載でありながらも、ポスト新長期排出ガス規制に適合することができました。

そして2WD車は「平成27年度燃費基準」を達成しています。

2012年の改良により主力モデルが「平成21年排出ガス基準10%低減レベル(低排出ガス車)」認定を取得しました。

リア・アンダーラン・プロテクションの新基準への適合、プリクラッシュブレーキ、車間距離警報、LDWS、先行車発進お知らせ機能、IESC、誤発進抑制機能などの安全機能を標準装備しました。

2019年、「平成28年排出ガス規制」に適合し、燃費性能の向上により「平成27年度燃費基準+10%(車両型式が2PGから始まる4WD車は+5%)」を達成しています。

 

7代目(2023年―現在)

2023年11月、7代目モデルに合わせてフルモデルチェンジを行いました。

グレード体系は6代目から変わらず、「スタンダード」「デラックス」「カスタム」の3グレードです。

エンジンは6代目から踏襲されているものの、6代目までのスムーサー オートシフトに代わり、9速に多段化されたデュアルクラッチトランスミッションであるISIM(アイシム:Isuzu Smooth Intelligent TransMission)に変更されています。

そして、安全装備は更に強化されています。

「デラックス」と「カスタム」には交差点警報とフロントブラインドスポットモニターが追加されました。

「カスタム」はさらに、ドライバーステータスモニター(DSM)、ドライバー異常時対応システム(EDSS)単純停止、標識認識機能、標識連動型スピードリミッターも追加されました。

 

まとめ

タイタンは半世紀にわたって物流業界で活躍してきました。

時代の要請に合わせてタイムリーに7度の改良・モデルチェンジを重ねてきました。現在ではAT限定運転免許にも対応した新9速AMTの採用で、従来に比べて運転のしやすさを向上し、小型トラック『タイタン』としての能力を発揮しています。

これからの時代に当たり前の「環境」と、一番のミッションである「走り」、そしてドライバーに一番の魅力である「性能」を十分に磨き上げて、マツダは一歩先の未来を見つめて邁進しています。

この先のタイタンの進化が非常に楽しみです。

 

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