トラックのシャーシとは何?種類と併せて解説
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トラックのシャーシとは
シャーシとは?
トラックのシャーシはトラックの車体下部(架装部分の下側)にある金属製フレームを指している言葉です。
フレームにサスペンションなど車輪を支える部品を加えたものを指します。
トラックの部位は大きく3つに分けられます。
運転室であるキャビン、積載場所である荷台、そしてこのシャーシとなります。
乗用車でのシャーシは車体(ボディ)を支える台を指す意味で使われます。
この場合、ボディ以外のエンジンを含む全てを「シャーシ」と呼びます。
シャーシの語源
シャーシの語源はフランス語の「châssis」です。
その意味は、フレーム、骨格、枠組みです。
日本語表記では、シャシ、シャシー、シャーシーなどさまざまですが、シャーシという表記が一般的です。
ものの形を作る、骨格、フレームが語源のシャーシですが、時代の変遷のなか車両におけるシャーシの意味は少しずつ変わってきたようです。
フレームとの違い
シャーシの語源がフレームで、シャーシにフレームという意味も含まれますが、車両でのシャーシとフレームは違うものを意味します。
フレームとは車のパーツを繋ぐ役割で中心になる骨格部分であり、このフレームに肉付けである部品を取り付けていくことで車両の形が出来上がります。
シャーシにはフレームも含まれ、タイヤやエンジン等を取り付けて走行できる状態にしたもので、ボディやキャビンを除いた部分を指します。
コンテナとの違い
コンテナはトラクターに牽引されるシャーシに載る荷を積み込んだ容器のことです。
コンテナはISO国際規格でサイズが規定されています。
コンテナの内寸および外寸、開口ドアの最小サイズ、コンテナ総重量、構造における重量バランス構造も規定されています。
サイズは5フィートから45フィートまでありますが、よく見かけることができるトラクターが牽引するトレーラーに乗せられたコンテナは20フィートか40フィートです。
トレーラーとの違い
トレーラーはコンテナを載せるエンジンが無いシャーシです。
トラクターに牽引されることによって輸送という本来の目的を果たすことができます。
2軸シャーシ、3軸シャーシがあり、載せるコンテナの重量を支えます。
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シャーシの種類
2軸シャーシ
2軸シャーシの2軸とは、左右にあるタイヤをつなげている車軸で、鋼製の棒のことを言います。
左右にタイヤが1つずつあれば4輪、2つずつあれば8輪のタイヤを装着することになります。
車軸とタイヤが多くなるほどたくさんの積載が可能になります。
また、2軸シャーシは小回りが利きます。
トレーラーの使用目的によって2軸シャーシは活きてきます。
3軸シャーシ
3軸シャーシは3本の車軸を持つシャーシです。
左右にタイヤが1つずつあれば6輪、2つずつあれば12輪のタイヤを装着するということです。
3軸の車軸は小回りを利かせにくくなります。
しかしながら大量の積載に耐えることができますので、重量物や長距離輸送などに向いています。
MG付きシャーシ
MG付きシャーシのMGは「motor generator:発電機」のことです。
定温輸送コンテナ(リーファーコンテナ)に不可欠なシャーシです。
近年の輸送業務において生鮮食品・冷凍食品・精密機器類などさまざまな品物において、その鮮度と精度を守るために低温輸送が求められるようになってきました。
そのためには発電機を搭載しているMG付きシャーシは物流業界においては不可欠なシャーシとなっています。
モノコック
乗用車に広く使われているシャーシのです。
モノコック構造は車両製造の技術から生まれたのではなく、航空機製造の技術から生まれています。
軽量化を目的にして開発されたスタイルのシャーシで、ボディとシャーシが一体化しています。
この一体化構造は車両の強度を増し、安定性も増します。
衝突した際に衝撃を吸収し、車内の乗員への衝撃を和らげることができます。
ラダーフレーム
ラダーフレームは古くから使われているシャーシのタイプです。
ラダーは「ladder:はしご」です。
左右に2本の太いフレームを中心に作られたシンプルな構造が大きな特徴です。
ボディと別になっているのが、モノコックとは異なる点です。
モノコックに比べると重量がありますが耐久性に優れており、トラックやSUVなどの車種で採用されるシャーシです。
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シャーシが使われているもの
車などの車両
シャーシが使われるのは車両ばかりではありません。
しかし、この世の中に車両の台数は多く、シャーシと言えば車両とセットで耳にされることが多いと思います。
重い積載物を運ぶトラックや多人数の乗員を乗せるバスから少人数の乗用車まで、これまで蓄積された技術を詰め込んだ数種類のシャーシが活躍しています。
ミニ四駆
日本が世界に誇るタミヤ模型が世に送ったミニ四駆は1/32スケールのミニ自動車模型です。
シャーシに搭載されたモーターは乾電池を動力源にして走行できます。
電池ボックス、モーターマウント、ギヤボックスなどが一体になった枠組みをシャーシと呼んでいます。
自動車模型とはいえ一般車両やトラックと、その基本的な構造は変わらないのです。
電子機器類
電子機器類であるテレビやラジオなどにおいて、部品を組み付けて固定する土台である「ケース」または「筐体(きょうたい)」をシャーシとも呼びます。
コンピューター
コンピューターでのシャーシは、コンピューターの「ケース」または「筐体(きょうたい)」をシャーシと言います。
この「ケース」または「筐体(きょうたい)」はコンピューター本体ではないです。
サーバー
サーバーについてもコンピューターと同様です。
サーバー本体が入る「ケース」または「筐体(きょうたい)」をシャーシと言います。
サーバー用シャーシとも言い、サーバー用シャーシには、タワー型シャーシ、ラックマウント型シャーシ、ブレードシャーシの3種類があります。
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まとめ
シャーシは車両の骨格です。
無ければ車両として成り立つことはありません。
車両において重要なシャーシの役割をよく認識して、日々の点検にも役立ててください。
トラックを含めてすべての車両にシャーシはあり、重量ある車体を支え、車軸を受け、エンジンの力をタイヤに伝えてトラックは走ります。
多くの電子機器やコンピューター類にも支えながらトラックは稼働するのですが、シャーシを中心にした基本的な動作はエンジンがモーターに変わる時代が来ても変わることは無いでしょう。
今回の『豆知識』でシャーシを再認識していただければ幸いです。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。