リーフスプリングとは?メリット・デメリットや種類も解説

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リーフスプリングとは

構造

トラックの多くに使われるリーフスプリングは、その名称の通りリーフ(leaf : 葉っぱ)のように薄い鋼鉄製の板バネを重ね合わせた構造になっています。

その重ね合わせた板バネのサスペンションが走行中に路面からの衝撃を吸収してトラックの車軸や車体を守るのです。

素材が鉄の板であることと、構造が簡単なので丈夫で耐荷重性や耐久性に優れています。

板の強度や重ね合わせる枚数を変えることで、そのトラックの重量や用途に合わせたサスペンションにすることが可能で運転の安定性と乗り心地の良さを作り出すことが出来ます。

 

メリット

メリットは単純な構造であるために丈夫で低コストであることです。

しかも鋼鉄製の板を重ねることによって生まれる丈夫さは、板の枚数を変えることによって簡単に調整できるメリットがあります。

初期費用もメンテナンスの費用も、エアサスペンションなどの他のサスペンションよりリーズナブルに抑えることが出来ます。

そして単純な構造であることから、万が一、リーフが折れることがあっても取換えは難しくはなく、費用も高額にはなりません。

 

デメリット

エアサスペンションなどに比べるとドライバーにとっての乗り心地は若干落ちてしまいます。

まずはその乗り心地が一番のデメリットとなるでしょう。

そして、リーフスプリングはトラック車体の下部にむき出しで装備されるためにどうしても錆から逃げることが出来ません。

海岸部や融雪剤が撒かれている雪道を走るトラックにおいては要注意ポイントです。

 

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リーフスプリングの種類

マルチリーフスプリング

マルチリーフスプリングは一番オーソドックスなリーフスプリングです。

長さの違う板バネを長さの順に階段状に重ね合わせたタイプのスプリングです。

トラックの用途や重量によって板バネの強度や枚数を変えて、最適なコンディションに合わせることが可能です。

 

ロングテーパリーフスプリング

ロングテーパリーフスプリングはリーフスプリングの板バネ中間部分は厚みがあり端が薄くなっているタイプです。

板バネに均一に力がかかるため、エネルギー吸収効率が上がり耐久性が上がります。

板バネ構成枚数を選らすことによって軽量化になることも特徴です。

板バネ間に隙間が確保でき、耐腐食性能も優れています。

 

フロントスプリング

フロントスプリングは前輪で車両を支えています。

前輪ではトラック走行時の上下方向の力だけでなく減速時や停車時、ステアリング時などにおいてさまざまな方向から力が働きます。

板バネの特性を活かしてそれらの力を最適に受け止めてトラックを支えています。

 

リアスプリング(親子ばね)

空車時と積荷の積載時における後軸輪が支える荷重の変化がトラックの場合どうしても大きくなってしまいます。

そのような荷重変化を吸収軽減するためのリーフスプリングがリアスプリング(親子ばね)です。

後輪1軸で使われます。

上下に配置された2つのリーフスプリングが空車時には下部のスプリングのみ、積荷の積載時には上部・下部両方のスプリングが働く構造になっています。

 

リアスプリング(逆ばね)

リアスプリング(逆ばね)大型トラックの後輪2軸車で使用されるリーフスプリングです。

通常と逆向きのスプリングの中央部分が車体に支持され、リーフの前後に来る車軸の荷重を受けるようになっています。

後軸2輪が駆動の場合と駆動しない場合でスプリングの力を変えて荷重の分担を適正化しています。

 

ローダウンの手順

ジャッキアップして、後輪タイヤを外す

ローダウンはトラックなど車両の車高を低くする方法です。

普通車では空気抵抗を少なくして走行性能を高めるためにサスペンションを変えたりしてローダウンを行うことがありますが、トラックの場合は理由が違います。

トラックで行うローダウンは荷物の積み下ろし作業の効率を高めるためとして採用されています。

リーフスプリングでローダウンするための加工方法は板バネを抜き取る作業となります。

 

作業はまずジャッキアップして、後輪タイヤを外します。

しっかり固定して安全な状態でジャッキアップしてください。

そして後輪のタイヤを外してください。

 

ボルトとショックアブソーバーを外す

続いてリーフスプリングを固定しているボルトを外してください。

そしてショックアブソーバーを外してください。

リーフスプリングの付け根に取り付けられている固定具のシャックルも外してください。

 

板ばねの間に専用のブロックを挟んで固定する

板バネと軸のカバー部分であるホーシングの間に専用のブロックを挟んでから固定を行います。

 

ボルトとショックアブソーバーを戻す

取り外した逆の手順で行ってボルトとショックアブソーバーを戻してください。

一通りの作業手順を説明いたしましたが、リーフスプリングのローダウンは車体全体のバランスも考えあわせての作業となるためプロの整備士に任せるか、相談して進める作業となります。

ローダウンで4センチ以上の高さの変更は構造変更の届出が必要になります。

ローダウンを行うことで荷物の積み降ろし作業が楽になるというメリットがありますが、走行中の振動は積荷に伝わりやすくなりますので、積荷によっては慎重な運転が必要になるデメリットなども出て来ることをご承知ください。

 

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まとめ

リーフスプリングは鋼鉄製の板バネを束ねて耐力を備えたサスペンションです。

非常に単純な構造で塗装はしてあるものの、ほぼ素材がむき出しの状態で走行中路面に非常に近い位置でタイヤの跳ねる小石などを受けることが前提の部品です。

単純な構造で、修理もしやすい部品ですが、日々の点検を怠ると経年劣化や走行環境による錆などで折れてしまうこともあります。

トラックの足回りを守る非常に大切な部品です。

毎朝の始業時の点検で皆さまの目でしっかり確認をしてから一日の仕事をスタートさせて下さい。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。

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