深視力検査とは?【必要な免許一覧】検査内容や合格のコツなどを徹底解説!

今回の『豆知識』では深視力という普段の生活の中では聞きなれない『深視力』について解説させていただきます。

大型免許や第二種免許などを取得・更新する際に欠かすことのできない身体機能の能力です。

人間の五感は車両の運転に非常に大切です。

ハンドルを握る手、アクセルブレーキを踏む足、これらは触覚。

エンジンやブレーキの異常を臭いで即座に感じる嗅覚。

そして、車両の音ばかりか外界の音は安全運転には必須の聴覚。

ドライバーの体調のバロメーターにもなる味覚。

そして、視覚は運転に最も大切で不可欠な身体能力です。

その一部が深視力なのです。

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深視力とはいったい何?

 

深視力とは遠近感や立体感を正しく把握する視力のなかの能力です。

スポーツや自動車運転にとても必要な能力です。

特に大型免許や第二種免許などの取得や更新時に、普通の視力検査のほかに深視力検査が義務付けられています。

車長の長い車両の運転に深視力は必要です。

そして、この深視力検査では三稈法(さんかんほう)という試験方法が使用されています。

ちなみに稈(かん)は稲藁(わら)、麦藁(わら)の藁(わら)のこと、細い真っ直ぐの棒のことです。

3本の真っ直ぐの棒を用いてその移動で人間の遠近感の能力を測定する試験方法なのです。

 

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深視力検査が必要な運転免許一覧

 

深視力検査が必要な運転免許の一覧です。

・大型自動車第一種運転免許

・中型自動車第一種運転免許

・準中型自動車第一種運転免許

・牽引自動車第一運転免許

・普通自動車第二種運転免許

・中型自動車第二種運転免許

・大型自動車第二種運転免許

これらをご覧になっていただくと理解いただけると思いますが、どれもが車長が長い車両の運転免許です。

運転操作によって事故につながる危険性の高い車両免許だということです。

そして、人を運送する際に必要な免許である第二種運転免許、これもたくさんの人を交通事故の危険性にさらしてしまう、高い危険性を持つ車両だからです。

これから取得や更新をされる免許をご確認いただき深視力検査に備えてください。

 

深視力検査の内容・測定方法

 

深視力検査の内容・測定方法です。

検査を受ける方の遠近感や立体感が正しく把握できているかを測定する方法です。

深視力検査で行われる三稈法(さんかんほう)は3本の棒が横一列に立ててあり、真ん中の1本の棒だけが前後に動きます。

そして、その動きを目で追わせる測定方法なのです。

動く1本の棒が前後して左右の棒と横並びした時に「並びました!」とサインを送るシンプルな測定方法です。

受験者は棒より2.5m離れた距離で検査を受けます。

3回測定後、その後さの平均が2cm以内であれ合格となります。

 

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深視力検査に合格するためには

普段やることのないこの深視力検査は深視力にまったく問題の無い方であっても、初めて受けると戸惑ってしまい、上手くいかない場合があります。

検査前にあらかじめ準備をすることをお勧めします。

 

眼鏡店で事前検査をする

眼鏡店のなかには深視力検査を行える深視力計を置いている店もあります。

そのような眼鏡店を見つけて、視力検査等も含めて深視力検査を事前に行ってみてください。

初めての方には「ああ、こんな検査なんだ。」とご納得いただけることと思います。

まったくこの深視力検査を知らずに試験・更新会場に行くのか事前に知っていくかでは検査結果に違いが出てもおかしくないとどなたも納得いただけるかと思います。

 

コツをつかむ

事前に眼鏡店で検査を受けても、なかには不器用な方が必ずいます。

そんな方は恥ずかしがらずに眼鏡店で何度か検査を受けさせてもらってください。

検査方法はどこでも同じ、一定ですから試験方法を憶えて、自分なりのコツをつかめば結果は良い方向に間違いなく進むことでしょう。

 

免許試験・更新前日は目を休める

深視力に問題のない方でも疲れた目では深視力は落ちてしまいます。

普通の視力が疲れた目では落ちてしまうのと同じことです。

ですから大切な免許試験・更新前日には目を休めてください。

そして現代では誰もがスマホやパソコンの画面を目にしない日はないでしょう。

一番目を疲れさせるスマホやパソコンは一日お休みすることをお勧めします。

 

まとめ

 

遠近感や立体感を正しく把握する深視力は自動車運転には不可欠な能力です。

特に車長の長い大型トラック、トレーラー、バスなどの内輪差や外輪差での対応にはドライバーにとって重要な身体能力になります。

大切なお客様の荷を無事に運ぶためにも、何よりも大事なお客様の命を運ぶためにも正しくこの深視力を理解してください。

『豆知識』でTRUCK BIZは皆さまのお役に立つ情報をこれからもお届けしていきます。

 

是非こちらもご参照ください!

※TRUCK BIZ 2023年4月の過去記事です。

『トラックの安全運転は内輪差に注意!計算方法や運転のコツを公開』

※TRUCK BIZ 2022年8月の過去記事です。

『オーバーハングを解説 トラックの事故を起こさないためのポイントとは』

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