Truck Lady 5(女性トラックドライバー応援プロジェクト) 後編

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Truck Ladyを後押ししだした世の中の動き

TRUCK FIVEを運営するZEALは、女性トラックドライバーばかりでなく、建設業における重機のオペレーターやダンプのドライバーもTruck Lady 5で応援しています。『トラガール』と『けんせつ小町』どちらも国土交通省がバックアップしています。なんともユニークないかにも女性らしい可愛らしいネーミングだと思いませんか。

このチャーミングな名称の事業を運送業と建設業を主管する国土交通省がバックアップするということは人材不足がかなり切迫しているということでしょう。それは経営者の皆さんが一番感じていらっしゃることかも知れません。『トラガール』は正式名称「トラガール促進プロジェクト」であり、トラガールを目指す女性の道しるべになるとともに、経営者等に新しい視点を提供し、業界のイメージ改革を図るための取組です。『女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)』に基づいて公益社団法人全日本トラック協会が国土交通省とともに推進しています。

『けんせつ小町』は国土交通省とともに一般社団法人日本建設業連合会(日建連)など建設業5団体と共同で「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」を策定し、官民一体となり様々な取組を実施しています。建設業における女性活躍を推進しています。2015年に施行された『女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)』とともに歩いてきた『トラガール』と『けんせつ小町』ですが、女性の働きやすい職場としての整備が出来たかと問えば、その答えはまだまだのようです。

2013年の少し古い資料、女性の大型自動車免許保有者134,344人に対して実際の営業用貨物運転者数はたったの8,160人(6.1%)という数字は経営者の皆さまに、そして運送業界に対して働きたくとも働くことの出来ない切なさをTruck Ladyの予備軍たちは訴えている証拠なのではないでしょうか。

前を向き進み出しているTruck Lady 5

妻であり、母であり、そして女性であるTruck Ladyはそれぞれの想いを持ってハンドルを握ります。それは自分の夢のためであったり、嫁ぎ先の家業の手伝いであったり、自身が思う人生を生きるためであったり、皆それぞれに違うミッションを持ってトラックに乗りこみます。そして、男性中心の業界は厳しいものです。責任に男女の差はありません。苦労を乗り越えて毎日を生きる彼女たちは美しく魅力にあふれています。そんな彼女たちをZEALは「Truck Lady5」で応援します。

「Truck Lady5」の人気

2020年7月30日、フランスの日本カルチャーファン向けのニュースサイト「ドウゾドウモ」(DozoDomo)にて、「Truck Lady5」が紹介されました。

サイト: https://dozodomo.com/

Facebook: 65,768人フォロワー

Twitter: 9,790人フォロワー

フランスの皆さんの目に日本のTruck Ladyたちはどう映るのでしょうか?フランスの皆さんの関心事になることは嬉しく、「Truck Lady5」を運営してきてTruck Ladyたちを紹介してきた甲斐があったというものですが、フランスにおけるトラックドライバーの女性比率は5%ほどで、2%を占める日本とさほど変わることはありません。やはりフランスでも運送業は男性中心の仕事なのでしょうか。女性でありながら百年戦争を勝利へと導き、最後は炎の中に消えていったフランスの英雄ジャンヌダルクはやはり過去の偉人なのでしょうか。

ただ、関心を持っていただけるということはフランスのなかにも私たちの同胞がいるということです。いずれフランスにおけるTruck Ladyたちが増えていくことへのお手伝いになるのであれば嬉しい限りです。ジャンヌダルクのDNAを受け継ぐたくさんのTruck Ladyたちが出てきてもらいたいものです。もちろん、「Truck Lady5」は日本国内でも人気のサイトになっています。魅力的なモデルたちが愛車とともに毎回登場してくれて、生の声を聞かせてくれます。そして彼女たちはトラックが好きでトラックを大切に美しくしています。ユニホームである作業服も男性のそれとは違い、原色であったりして綺麗でかわいい限りです。運送業界、建設業界のイメージをよく変えてくれます。

運送業も建設業も社会になくてはならない業種です。しかし、どちらも古くから男性中心の業界として成り立ってきてしまいました。少子高齢化社会の日本で今後これまで以上に働き手の不足に頭を痛める経営者に女性の活用を真剣にお考えいただきたいです。AIとロボットの時代は必ずやって来ます。しかしまだ少し時間がかかります。人口の半分いる女性を活用することは即効性があり、近未来に増えるであろうAI、ロボットを駆使することに向いている女性の仕事の丁寧さや繊細さを感じてください。女性がメンバーに加わることによって職場の雰囲気が良くなるでしょう。自社の向上に向けての企業努力に余念の無い会社であることを荷主様や発注者様から認識されることでしょう。

まずは最初の一歩です。女性の運送業、建設業への進出は、世の中のすべての業種で女性活用、男女平等に向かっているように自然なことなのです。気が付けば取り残されていた、などということの無いように今から準備を進めてください。TRUCK FIVEを運営するZEALは、Truck Lady 5で女性トラックドライバーの応援を続けます。

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