センコー　ＵＡＣＪの物流子会社を買収

センコーグループホールディングスとセンコーは８月２８日、世界大手のアルミニウムメーカーであるＵＡＣＪの物流子会社「ＵＡＣＪ物流」の株式６６・７％を取得し、子会社化する、と発表した。アルミニウム関連製品など重量物の輸送を展開する同社をグループ傘下に収めることで、同分野の国内輸配送ネットワークを強化する。

センコーとＵＡＣＪは同日付で株式譲渡契約を締結した。「ＵＡＣＪ物流」の譲渡価格は３１億１００万円で、譲渡実行日は１２月１日を予定している。

「ＵＡＣＪ物流」は１９９４年の設立で、愛知県名古屋市に本社を置く。国内８カ所に事業所を構え、アルミニウム製品や伸銅品などの輸配送業務を手掛ける。トラックを約１００台保有するほか、自社整備工場なども持つ。

センコーグループではこれまで、センコーエーラインアマノが重量物を対象にした輸配送サービスを提供してきた。「ＵＡＣＪ物流」がグループ内に新たに加わることで、輸送力の安定確保と増強を図るとともに、重複業務の解消や物流共同化による作業生産性の向上を目指す。