ESR 福岡県朝倉市でマルチ型物流施設を開発

ESRは11月15日、福岡県朝倉市でマルチテナント型物流施設を開発する、と発表した。同社にとって九州エリアでの初プロジェクトとなる大型施設は、空港や港湾など国際物流インフラや主要道路へのアクセスの利便性を活かして、九州全域をカバーする物流拠点としての利用ニーズを見込む。

「ESR福岡甘木ディストリビューションセンター」は敷地面積4万266平方メートル、延べ床面積7万724平方メートルの3階建て。総投資額は125億円で、2022年12月末の竣工を予定している。

大分自動車道「甘木インターチェンジ」から約1・7キロメートル、大分自動車道や九州自動車道、長崎自動車道や国道3号など、九州の主要な道路を結ぶ「鳥栖ジャンクション」からは約14キロメートルに位置する。福岡空港や博多港まで車で約40分の距離にある。

トラックは建物の2階部分にスロープを通じて直接アクセスできる。1階部分はクロスドック需要に対応できるよう両面バースを配置。2階部分は中央車路方式を採用する。1階および2階のトラックバースには大型車で最大計86台、4トントラックで同124台が同時に接車できるようにする。

倉庫部分の1階は最大約5300坪のワンフロアオペレーションタイプに設計し作業効率を高める。保管効率を上げるため、2・3階はメゾネットタイプにする。最小賃貸区画は約1500坪に設定し、最大8テナントへの分割賃借が可能としている。

「ESR福岡甘木ディストリビューションセンター」の完成予定図

出典)ESRホームページ

 

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