ESR 埼玉県加須市で大型物流施設を開発

ESRは11月2日、埼玉県加須市で大型物流施設を開発する、と発表した。総投資額は約210億円で、加須市では2棟目、埼玉県内では6件目のプロジェクトとなる。2023年5月の竣工を予定し、首都圏全域や東北エリアをカバーする物流拠点としての利用ニーズを見込んでいる。

「ESR加須ディストリビューションセンター2」は、敷地面積4万9587平方メートル、延べ床面積10万5315平方メートルの4階建て。マルチテナント型の物流施設で、最小賃貸区画面積を約1500坪に設定することで、最大12社のテナント入居を可能にする。

東北自動車道「加須インターチェンジ」から約2・5キロメートル、圏央道と連結する「久喜白岡ジャンクション」から約13キロメートルに位置するなど、主要な道路インフラへのアクセスが容易なため、関東・東北エリアへの迅速な輸配送を実現できるとしている。

トラックはスロープを通じて建物の3階部分に直接乗り入れることが可能。1階部分の両面および3階部分に用意するバースには、最大で大型トラック108台が接車できる。敷地内には大型トラックの待機スペースも確保する。

倉庫部分は1〜2階、3〜4階のメゾネット仕様とし、貨物用エレベーターと垂直搬送機で荷物を出し入れする仕組み。床荷重は1、2階部分を1平方メートル当たり2・0トン、3、4階部分を同1・5トンに、梁下有効高は1、2階部分を6・5メートル、3、4階部分を6・0メートルに設定する。

「ESR加須ディストリビューションセンター2」の完成イメージ図

出典)ESRホームページ

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