ユンボとは?運転に必要な免許やバックホー、ショベルカーとの違いを解説

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ユンボとは?

ユンボとは、一般的に油圧ショベル、バックホーパワーショベルなどと呼ばれる掘削用建設機械の呼称のひとつです。歴史的にはフランスのシカム社(SICAM社)のバックホーの商標名が『ユンボ』でした 

1960年代に入って新三菱重工(現在の三菱重工がライセンス供与を受け、1961年に初めて国産化し『ユンボ』の名称で発売しました。日本の高度経済成長期と重なり、新幹線、東名高速道路の建設、東京オリンピックの施設建設で大活躍し、ユンボの名称が油圧ショベルの代名詞として扱われるようになりました。現在国内ではレンタルのニッケンがこのユンボを登録商標(商標登録第2086745号)しています。 

三文字であることに加え、呼びやすい語感であることも手伝い、建設作業現場の従事者の間ではユンボの呼称が一番浸透しています。  

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ユンボの基本事項 

ユンボを知るうえで、まずはユンボの各部分の名称と駆動の仕組みから知る必要があります。強力な力を持ちながら、安全に掘削作業等を行うユンボの基本事項を押さえましょう。 

 

ユンボの各部名称 

ユンボの大きな特徴は、自在に動く『アーム』と力強く掘削を行う『バケット』です。運転席にある操作レバーを使い分け、アームの伸縮とバケットの開け閉めを行います。アームを這うように配置された『配管』と『アームシリンダー』が『油圧ポンプ』からの油圧を伝えています。 

運転席は『キャビン』と呼ばれ万が一の上方からの落下物や周囲の飛散物からオペレーターを守ってくれます。そして足回りである『クローラー』は『キャタピラー』や『無限軌道』とも呼ばれ、悪路をものともせず自在に移動し作業します。『ブレード(排土板)』によって土を押し出すことが可能なため、バケットとともに整地を行うこともできます。 

 

ユンボは油圧で動く 

ユンボの動力は、油圧ポンプで作られた『油圧』です。クローラーによる走行やターンなど重量のある機体の移動も油圧によって行われています。長いアームの伸縮も、バケットの開け閉めによる掘削動作も、アタッチメントを変えて解体時に使う『ハサミも油圧によって作動しています。オペレーターのレバー操作によって油圧が送られ、モーターが回転しギア経由で駆動部へ伝わっています。 

 

ユンボとバックホーの違いはある?他の呼び方は 

ユンボとバックホーに違いはありません。社団法人日本建設機械工業会および日本の鉱工業に関する規格を定めたJIS規格(日本工業規格)では『油圧ショベル』と名称しています。日本のユンボ製造会社である住友建機、小松製作所、日立建機等は、各社とも製品カタログの名称には『油圧ショベル』を使用しています。 

バックホーは英語でbackhoeであり、hoeは農作業用の鍬(くわ)を意味します。 

バケットをオペレーター側にかき込むように作動させて土砂を移動させる姿が語源となったようです 

『パワーショベル』や『ショベルカー』といった呼称もありますが、パワーショベルは最初にコマツが発売時に商品名として使った名称です。ユンボやパワーショベルは商品名であることを理由に報道機関はそれらを使わず『ショベルカー』を使用し、一般的にはショベルカーという名称が定着したようです。 

 

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ユンボとバックホーの違いはある?他の呼び方は 

ユンボのサイズの見分け方は、機体に記載された各メーカーが決めた型式によってサイズ・年式などを判断できます

1.日立建機
日立建機は『ZX』で始まります。以前は『UH』、『EX』でした。 

(例)ZX225US-7
ZX=日立建機 225=22.5t US=超小旋回 -7=型 


2.
コマツ
コマツは『PC』で始まります。つづいて「重量」「機械の形状」そして「シリーズ」と続きます 

(例)PC138US-11
PC=コマツ 138=13.5t  US=超小旋回 -11=型 

(例)PC170LC-11 
PC=コマツ 170=17.0t  LC=ロングクローラー(通常より少し大きい) -11=型

コベルコは『SK』、住友建機は『S』または『SK』、加藤製作所は『HD』などそれぞれ決まっています。 

 

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ユンボの基本操作方法 

ユンボの操作は運転室内の運転席周りにあるコントロールレバーによって行います。右側レバー、左側レバーそれぞれを前後左右に操作します。 

前後左右にそれぞれアームの伸縮と左右の旋回、バケットの開閉が決まっていて操作を行います。 

 

ユンボには4パターンの操作方法がある  

左右の操作レバーを使った操作には4つのパターンがあります。4つのパターンとは同じ操作レバーを操作しても、アームやバケットが同じ動きをしないということです。メーカー各社がユンボを開発していく過程で、それぞれ違ったパターンで操作方法を決めてしまった歴史があるからです。 

この4パターンの操作は切り替えスイッチで慣れた方法に切り替えることもできますが、ユンボに乗車する際にはどのパターンに設定されているかを確認することがとても大切です。そして、作業が終了し降車する際には、元のパターンにスイッチを戻すことも大切です。1990年にJIS(日本工業規格)パターンに統一されていますが、現状ではまだ各パターンが残っているので注意してくださいISO(国際標準化機構)でもJISと同じ操作方式で統一されています。技能講習時はJISパターン機のみで実技講習が行われています 

ユンボの操作のコツ 

左右のレバーを使ったユンボの操作です。前後左右での動きを覚えて単純な操作ですが、同時に複数の動きを組み合わせてレバーを動かして作業を行わなければなりません。 

手で茶碗と箸を持ち意識することなく食事を摂る時の手や腕の動きと同様にユンボの操作に慣れることが一番のコツとなるでしょう。 

 

1.アームとブームを動かすコツ 

アームとブームの両方を使った作業は難しいですが、オペレーターの腕の良し悪しを見分けられます。ぜひ身につけてください 

左右のレバーをバランスよく動かすことがコツになります左右のレバーを使いながら、アームを引き寄せ、バケットの開閉作業とともにブームの上下作業を行ったりしますアームはテコの原理で動いているので、機体端部の支点からバケット先端の作用点までの間が長いほど掘削力が弱くなります。掘削時に機体を縦向き・横向きなどどう置くか、ブレードの位置を据えるかで掘削効率が変わってきます。 

 

2.ブレードとクローラを動かすコツ  

ブレードもクローラーもオペレーターの視線の最下部や死角にある装置です。まずはその点に注意が必要です。ブレードは基本的には整地のために使用しますが、前進での土砂の押出し、後進での引出しが可能です。アーム作業時に機体を支えて安定させる使用法もあります。 

クローラーはキャタピラーとも無限軌道とも呼ばれ、不整地に自走で入り込みどこでも作業ができるユンボの優秀な足回りです。タイヤとは違う2本のクローラーの前進後進とブレードを同時に使用することも慣れが必要ですが重要なコツとなります。 

 

3.レバーとクローラを動かすコツ  

クローラーは左右の動きをレバーで制御します。4輪の車両とは違うユンボにハンドルはありません。右左折やUターンはこのクローラーの動きをオペレーターが制御して行います。その場でのターンはスピンターンです。 

左右のクローラーの動きを逆にすることによって可能です。ピポットターンは左右片側だけのクローラーを動かし、反対側を停止することによって右または左にターンします。 

 

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ユンボの操作に必要な資格・免許 

ユンボの操作に必要な資格・免許は機体の大きさによって、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」もしくは「車両系建設機械運転技能講習」のどちらかの作業資格が必要です。ホイール式のユンボはナンバープレートがあれば公道の走行が可能です。 

その際には上記の資格以外に機体の大きさにあった自動車免許、もしくは小型特殊免許・大型特殊免許が必要です。ここでは操作作業に必要な資格について説明します。 

 

1.小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育  

ユンボは機体重量によって必要な資格は変わります。機体重量が3t未満であれば、車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)の運転に係る特別教育の受講が必要となります。学科および実技がその内容で、講習を受けなければなりません。学科7時間、実技6時間の合計13時間の講習時間です。この特別教育は都道府県の労働局長登録機関か、重機メーカーの教習所で実施されます。 

 

2. 車両系建設機械運転技能講習   

機体重量3t以上のユンボの運転操作には「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)運転技能講習」の受講が必要になります。この講習は都道府県にある労働局長登録教習機関か重機メーカーの教習所で実施されます。 

最大で合計38時間の講習を受けて修了試験に合格することによって資格を取得となります。学科13時間、実技25時間が、講習時間の内訳ですが、受講者の保有資格によって時間数は少なくなります。大型自動車、中型自動車、準中型自動車、普通自動車の運転免許保有者であれば14時間に短縮されます。 

保有免許の他に実技経験も関係しますので詳細は講習機関または教習所のホームページで確認してください。 

 
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まとめ

非常に有能なユンボは大きく重量があり、扱いを間違えれば重大災害につながってしまう重機です。ユンボの仕組みや操作のコツをつかみ、有能なオペレーターを目指してください。 

これから先、国内インフラの再整備が徐々に始まっていき、ユンボのオペレーターは必要とされます。今がオペレーターを目指す絶好のチャンスです。

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。 

 

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