クレーン運転士の仕事内容とは? 年収や必要な資格、取得方法を解説

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はじめに

今回の『豆知識』ではクレーン運転士を目指す方やクレーン運転士に興味をお持ちの皆さんに、「具体的な仕事内容」「年収」「必要な資格」などの疑問に答えていきます。

クレーン運転士に関する情報を得ることで、ご自身に適しているかが判断しやすくなります。クレーン運転士の年収、必要な資格・免許、取得方法について解説していますので、ぜひご覧ください。

 

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クレーン運転士の仕事内容

クレーンには実にさまざまなタイプのものがあります。そのクレーンを『荷を動力を用いてつり上げ、水平に運搬することを目的とする機械装置』と一般社団法人日本クレーン協会は定義しています。

この機械装置であるクレーンを運転操作するのがクレーン運転士の仕事です。クレーン運転士には「クレーン」「移動式クレーン」「揚貨装置」と、運転操作するクレーンによってそれぞれ必要な資格や免許があります。

・給料・年収

全国平均でのクレーン運転士の目安となる給与は2023年の厚生労働省調査によると、全国平均で577万円となっています。地域や事業所の規模によって多少の差はありますが、他の職種と同様でクレーン運転士の年収も上昇傾向にあるようです。

 

クレーンの運転に必要な資格

クレーンの運転に必要な資格・免許を紹介します。働く業界によってさまざまなクレーンがありますが、労働安全衛生法によりクレーンの構造や吊り上げ荷重は種別されています。

重量物を扱うクレーンの運転には絶えず危険と責任が伴います。安全に作業を行える証となるのがクレーンの運転に必要な資格であり免許です。労働安全衛生法により定められている「特別教育」「技能講習」そして「免許」を紹介します。

・クレーン運転特別教育

吊り上げ荷重5t未満のクレーンの運転に必要なのはクレーン運転特別教育です。

これはクレーン等安全規則第21条により、事業者は吊り上げ荷重5t未満のクレーンの運転業務に就く作業者に対し、受講が義務づけられています。運転士は適切な技術と知識を持ち、安全にクレーン作業を行わなければなりません。

このクレーン運転特別教育には学科と実技が必要です。受講資格は18歳以上で、学科9時間、実技4時間の講習日数2日間を受講すれば誰でも取得できる資格です。

なお、このクレーン運転特別教育は受講から修了証発行までオンラインで完結できるWeb講座がCIC(日本建設情報センター)で行われています。

・床上操作式クレーン運転技能講習

吊り上げ荷重5t以上の床上操作式クレーンに必要な床上操作式クレーン運転技能講習です。床上操作式クレーンとは、ホイスト式天井クレーンやホイスト式橋形クレーンなどです。重量物を持ち上げる装置であるホイストやトロリからケーブルで吊り下げられた押しボタンスイッチで操作するクレーンです。

受講資格は18歳以上であれば誰でも受講可能な運転技能講習です。学科、実技講習時間は、受講申し込み時の保有資格によって変わってきます。他のクレーン資格や業務経験がなければ、13時間の学科と7時間の実技講習を受けなければなりません。移動式クレーン・デリックまたは揚貨装置運転士免許の保有、小型移動式クレーン運転技能講習や玉掛け技能講習を修了していれば、10時間の学科と6時間の実技講習になります。

・クレーン・デリック運転士免許(限定なし)

クレーン・デリック運転士免許(限定なし)には学科試験および実技試験があります。免許取得後、運転可能になるクレーンの種類は吊り上げ荷重5t以上を含め、天井クレーン、ジブクレーン、橋形クレーン、ガイデリック、スチフレッグデリック、ジンポールなど全種類のクレーンとデリックです。
このクレーン・デリック運転士免許(限定なし)はすべてのクレーンとデリックが運転できるようになる一番の上位資格です。

・クレーン・デリック運転士免許(クレーン限定)

クレーン・デリック運転士免許(クレーン限定)に合格することで、吊り上げ荷重5t以上のすべてのクレーンを運転することができます。

・クレーン・デリック運転士免許(床上運転式クレーン限定)

クレーン・デリック運転士免許(床上運転式クレーン限定)に合格すれば5t以上の荷を、床上から操作するクレーンの運転が許可されます。

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移動式クレーンの運転に必要な資格

移動式クレーンとは『荷を動力を用いてつり上げ、これを水平に運搬することを目的とする機械装置で、原動機を内蔵し、かつ不特定の場所に移動させることができるもの』と一般社団法人日本クレーン協会では定義しています。

公道を自走して移動できるトラッククレーンやホイールクレーン、作業現場のラフな地面でも移動可能なクローラークレーン、鉄道軌道を移動できる鉄道クレーン、船上に設置される浮きクレーンなどがあります。

なお、公道を移動する際には、クレーンの大きさに合わせた運転免許も必要となります。

・移動式クレーン運転特別教育
吊り上げ荷重0.5t~1t未満のクレーンの運転操作には『移動式クレーン運転特別教育』の講習受講が義務づけられています。事故を起こさず安全に作業を行うための知識を得るための特別教育で、誰でも受講できます。

しかし、この特別教育を行っている認定の教育機関は少ないようです。0.5t未満はクレーンの仲間に分類されず資格は不要であること、また0.5t以上1t未満の移動式クレーンを実際に使用することが多くないことがその理由になっているようです。そして、この上位資格である小型移動式クレーン運転技能講習や移動式クレーン運転士免許を取得すれば操作できるという効率の良さも考えてのことでしょう。

・小型移動式クレーン運転技能講習
労働安全衛生法により吊り上げ荷重が1t以上5t未満の場合は『小型移動式クレーン運転技能講習』の修了が必要です。
ちなみに『移動式クレーン運転士免許』の資格があれば、この講習を修了していなくても操縦の業務に従事できます。

・移動式クレーン運転士免許

吊り上げ荷重が大きくなると『移動式クレーン運転士免許』の取得が必要になります。

吊り上げ荷重が5tを越えると、労働安全衛生法のクレーン等安全規則が厳しくなりますが、この移動式クレーン運転士免許は国家資格になります。

 

クレーンの玉掛け業務に必要な資格

クレーンを使用して玉掛け作業を行う場合には、労働安全衛生法に定められた「玉掛け業務特別教育」や「玉掛け技能講習」を修了する必要があります。クレーン操縦に必ず付随する作業の玉掛け作業は、荷をクレーンの吊り具にかけたり外したりするクレーン操縦と同等に重要な作業です。

講義の内容はクレーンなどに関係する知識や力学、関連法令などです。実技では実際に玉掛けを行います。そしてクレーン運転者との合図の方法などを学びますが、この合図は実際の作業で非常に重要になります。

・玉掛け業務特別教育

玉掛け業務特別教育は吊り上げ荷重が1t未満のクレーン、移動式クレーンまたはデリックの玉掛け業務に従事する際に義務づけられています。学科6時間・実技4時間の講習が必要です。

なお、この玉掛け業務特別教育も受講から修了証発行までオンラインで完結できるWeb講座がCIC(日本建設情報センター)で行われています。

・玉掛け業務技能講習
玉掛け業務技能講習は吊り上げ荷重が1t以上のクレーン、移動式クレーンまたはデリックの玉掛け業務に従事する際に義務づけられています。学科12時間・実技7時間の講習が必要です。

 

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クレーン運転士の資格取得方法、合格率、費用

最後にクレーン運転士の資格取得方法や試験の合格率、費用について説明します。

クレーン運転士の資格・免許は日本の産業界にとって必要なものです。事故なく安全作業を行ってもらうために実施される取得試験や技能講習、特別教育です。落とすための試験、講習、教育ではないため、技能講習、特別教育は受講すれば必ず修了証はもらえます。

以下の各項を参考にしてください。

・資格の取得方法

クレーン運転士の免許取得方法は、都道府県労働局長登録の教習機関で、学科・技能の教習があり、安全衛生センターでの学科・実技の受験を行うのが一般的です。技能講習、特別教育も登録の教習機関で受講して修了証を受領してください。特別教育には受講から修了証発行までオンラインで完結できるWeb講座もありますのでご確認ください。

・合格率・難易度

少し古い2021年の試験合格率ですが、クレーン・デリック運転士免許(限定なし)は65.9%にのぼります。クレーン・デリック運転士免許(クレーン限定)の合格率は57.7%、クレーン・デリック運転士免許(床上運転式限定)の合格率は45.5%となっています。

上位資格である、クレーン・デリック運転士免許(限定なし)の合格率が一番高いのは、国家資格でもあり取ってしまえば一生モノの資格だからでしょう。

・費用

免許、資格取得にかかる費用は、教習代金および試験費用が必要になり、特別教育、技能講習にはそれぞれ受講費用が必要になります。

このクレーン・デリック運転士関係3種類の受験費用は令和5年4月1日以降、どれも学科試験費用8,800円、実技試験費用14,000円となっています。そして、教習費用はそれぞれ地域の教習機関によって変わりますが、12万円~16万円ほどかかります。

移動式クレーン運転士免許には試験費用がクレーン・デリック運転士免許と同様に学科試験費用8,800円、実技試験費用14,000円がかかります。教習費用も同様です。最寄りの教習機関でご確認ください。

落とすことが目的の試験ではありませんので、真面目に受講し試験を受ければきっと良い結果がやってくるに違いありません。

 

まとめ

日本の少子高齢化はこの先さらに進み、クレーン運転士も不足してくるでしょう。世の中の流れに乗ってクレーン運転士の賃金も上昇しています。神経と気力を使う仕事ですが、体力に少し自信がないという方でもクレーン運転士は十分やっていけるでしょう。

そのためには資格や免許が必要ですが、一度取ってしまえば一生モノの国家資格の免許です。ぜひ、この先のご自身のキャリアとして身につけていってください。熟練の技となって、長く続けることができる仕事です。

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆さまにさまざまな情報をお届けします。

 

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