ダンプカーの耐用年数は?減価償却について解説

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耐用年数と減価償却

耐用年数とは

耐用年数には2つの「耐用年数」があります。

1つは税法で定められた耐用年数である法定耐用年数です。

ダンプカーは国税庁が作成する「主な減価償却資産の耐用年数表」における<車両・運搬具>項目のなかで耐用年数は4年と定められています。

もう1つはダンプカー製造販売メーカーが、ダンプカーを標準的な使い方をしたと仮定して、消耗部品の交換や保守を行いながら安全に使うことができる期間の目安を耐用期間として扱う耐用年数とがあります。

その耐用期間は年数ではなく、一般的には70~80万kmと走行距離で表現されていますが、海外へ旅立っていった日本の優秀な中古トラック達は100万km以上や、メーターを一周してもなお元気に活躍しているトラックが多数あります。

 

減価償却とは

ダンプカーの耐用年数は、国税庁が作成する「主な減価償却資産の耐用年数表」における<車両・運搬具>項目のなかで4年と定められています。

ダンプカーの新車購入でかかった費用は税法によって定められた耐用年数である4年で割ります。

一括で経費にはしません。

そして4年の耐用年数が来るまでは、分割して毎年経費として計上することを減価償却と言います。

 

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ダンプカーの耐用年数

新車登録から4年以内のダンプの耐用年数

耐用年数は4年と定められています。よって、新車登録から4年以内のダンプの耐用年数は初年度には4年間残り、1年ごとに1年ずつ減っていきます。

10万円以上の高価な機械設備・備品・車両等は、購入した年度に一括して経費として計上せずに分割して1年ずつ計上していきます。

期間が来るまでは、毎年経費として計上することが可能です。

【参照】主な減価償却資産の耐用年数表

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/pdf/2100_01.pdf

 

新車登録から4年を超過したダンプカーの耐用年数

新車登録から4年を超過したダンプカーの耐用年数はゼロではありません。

耐用年数である4年間を過ぎてしまった場合は、「法定耐用年数の20%に相当する年数」が法定耐用年数として適用されるルールがあります。

そしてこの場合計算してみると、4年×20%=0.8年となり、耐用年数は1年に満たない期間になってしまいます。

耐用年数が2年を下回る場合は、2年の耐用年数が適用されるルールがあります。

新車登録後耐用年数4年を超過したダンプカーを購入しても、2年の法定耐用年数が適用されるのです。

 

会計処理上の耐用年数とは

会計処理上の耐用年数の考え方です。

耐用年数が一部過ぎている場合は、中古ダンプカーの耐用年数は以下のように適用されます。

(法定耐用年数-経過した年数)+経過年数の20%に相当する年数

この計算結果が新車登録後4年未満の中古トラックにおける法定耐用年数になります。

例えば登録後2年が経過したダンプカーであるならば、

(4年-2年)+2年×20%=2.4年となり、端数は切り捨て2年の法定耐用年数が適用されます。

そして、ダンプカーの会計処理上の耐用年数は新車で4年、4年を超えた中古の場合はどんなに古くても2年の耐用年数を適応します。

 

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ダンプカーの耐用年数を延ばす方法

メンテナンス

ここでは法定耐用年数ではなく、耐久年数としての耐用年数を延ばす方法を説明します。

ダンプカーを標準的な使い方をしたと仮定して、消耗部品の交換や保守を行いながら安全に使うことができる期間である耐用年数、これをいかに延ばすかが重要です。

それには日々のメンテナンスが大切です。

日常点検、定期点検はしっかり行ってください。

日常点検、定期点検は非常に大切なポイントです。

消耗部品やオイル、グリス切れは各パーツに過度な負担をかけて寿命を縮めてしまいます。

特にダンプカーの場合は荷台のダンプアップを行うPTOには大きな負担がかかるために、関連の消耗部品交換・オイル交換・グリスアップは、一般のトラックよりもその交換時期は早くなるでしょう。

私たちが行う健康診断や疲れた時に休養するように、ダンプカーも点検をして労わりましょう。

一般のトラックと同様に暖機運転を行う、急発進・急ブレーキはしない、過積載は絶対にしないなどのダンプカーに過度の負担をかけない運転をしてください。

また、ダンプ機能や走行機能に不調を感じたら整備工場に早く持ち込み、整備士の点検を受けて修理や機器の調整を行うことが、耐用期間としての耐用年数を延ばすことにつながります。

 

運転方法

ダンプカーはトラックの運転とダンプアップ機能の操作方法によって寿命としての耐用年数は変わってきます。

とにかく大切に取り扱うことが大事です。

絶えず重量がある土砂などを積載して走行するダンプカーは、絶えずその重量による負荷がエンジンやトランスミッションにかかっています。

ダンプカーの始動時には十分なアイドリングを行ってエンジンをいたわってください。

たくさんの土砂などを積載し輸送するのがダンプカーのミッションです。

そして、過積載は決して行わないでください。

PTOに必要以上の高負荷をかけないダンプアップ操作や、エンジンとトランスミッションに高負荷をかけないことによって「耐用期間」としての耐用年数を延ばすことができます。

毎日の運転やダンプアップ機能の操作方法に気を付けることによって、ダンプカーの耐用年数を延ばすことができるのです。

 

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まとめ

新車で購入すればダンプカーは非常に高額です。

中古ダンプであっても2年の耐用年数を残すダンプカーは、中古での購入を検討する価値があると考えてもよいのかも知れません。

新車のダンプカーを乗りつぶすのも一つの方法ですが、中古ダンプ市場に早めに手放して新車への乗り換えを考えることも、業務の効率向上を考えれば前向きな選択肢と言えるでしょう。

トラックファイブは、前向きなトラック売却をお考えの皆さまの力になれるよう高額買取に力を入れています。

創業21年を迎えたトラックファイブは年間買取757億円を突破しました。

是非、ダンプカー売却の際にはトラックファイブにお声がけください。

 

トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。

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