8tダンプにはどんな種類が?ダンプトラックの種類や特徴を解説
目次
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ダンプトラックの分類
土砂ダンプ
私たちがよく見かけることがある一般的なダンプは土砂ダンプです。
土砂ダンプは土砂や瓦礫などの建設廃材を運搬することができます。
軽量な積荷を大量に運べる土砂禁ダンプと対の言葉として使われることが多いです。
ダンプ自体が土砂や材料などの積込みを行うことはできません。
しかしながら荷下ろしの際にはダンプの一番の特徴であるダンプアップ機能を活用して荷台を傾けて、必要があるならば一気に自動で荷下ろし行うことができます。
土砂ダンプには、リアダンプ、サイドダンプ、三転ダンプなどの荷降ろしのための荷台の傾け方が違うダンプがあります。
その機能によってさまざまな場面で土砂ダンプは活躍します。
土砂禁・深ダンプ
荷台のあおりが高く、ペットボトルや枯葉のような軽量なゴミを大量に積載できるタイプのトラックです。
あおりの高さから土砂ダンプと比べると積載容積は非常に大きくなり、土砂を積載すれば超過積載になるために土砂の積載は固く禁じられています。
土砂禁ダンプの名はそこから来ています。
「土砂等運搬禁止車両」の表示義務もある、土砂のような密度が高い重量物を運ぶことを禁止されているダンプです。
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ダンプの大きさ
小型ダンプ
小型ダンプは一般的には2トンダンプとも呼ばれています。
最大積載量は3トン未満、車両総重量は5トン未満です。
全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.0m以下が小型ダンプのサイズです。
小回りが利き、パワフルな2トンダンプは、市街地での建設工事や水道工事、ガス工事などの公共インフラ工事など、さまざまな用途に利用されています。
各メーカーは小型ダンプを揃えています。
日野自動車のデュトロは「ヒノノニトン」のキャッチフレーズで名前が通った耐久性の高いトラックです。
いすゞ自動車のエルフは小型トラック用に設計されたエンジンを積み、燃費の良さが特徴となっています。
三菱ふそうトラック・バスのキャンターは安全性の高さと使い安さに定評がある小型ダンプです。
中型ダンプ
中型ダンプは4トンダンプとも呼ばれるダンプトラックです。
最大積載量は3トン以上、6.5トン未満、車両総重量は5トン以上11トン未満です。
全長12m以下、全幅2.5m以下全高3.8m以下が中型ダンプのサイズです。
中型ダンプはダンプの中でも積載量と扱いにおけるバランスの良さが特徴です。
小型ダンプの積載量では足りず、大型ダンプでは大きすぎて取り扱いに苦労するような場面に活躍してくれるサイズのダンプです。
各メーカーは中型ダンプに力を入れています。
いすゞ自動車のフォワードは「運ぶ人たちに新たな安全と信頼を」をキャッチコピーに挙げるドライバーに優しい中型ダンプです。
日野自動車のレンジャーは販売数トップシェアを誇り、多くのドライバーに愛される中型ダンプです。
大型ダンプ
一般公道を走るトラックのなかで一番サイズが大きなもので、10トンダンプとも呼ばれています。
最大積載量は6.5トン以上、車両総重量は11トン以上です。
全長12m以下、全幅2.5m以下、全高3.8m以下が大型ダンプのサイズです。
いすゞ自動車の大型車両であるギガの中でも、ダンプトラックに架装されたギガは高い国内シェア率を誇ります。
日野自動車のプロフィアに架装した力強い一方開の強化ダンプは、砂利や土砂、工業用原料などの輸送で力を発揮します。
8tダンプは増トンダンプ
増トンとは?
増トンダンプ(増トン車)とは、道路交通法及び道路運送車両法で定められた最大積載量、車両総重量のルールを最大限に利用して、標準タイプダンプの積載量を増やした(増トンした)ダンプのことです。
ワンランクサイズが上のダンプを購入するより費用を抑えることができるだけでなく、維持経費も抑えることができるという大きなメリットがあります。
そして、増トントラックの多くは中型車両からの増トンです。
誕生したのは2007年の道路交通法改正によって中型免許が新設されたことがきっかけになっています。
中型車両の車両総重量8トン未満、最大積載量5トン未満だったものが、11トン未満、6.5トン未満に引き上げられて中型車両のベースを使っての増トン改良でより多くの荷物を運べるようになったのです。
中型ダンプの架装(荷台)を大きくして積載量を増やし、扱いが中型ダンプであるならば大型ダンプより車両費は安く、燃料費・点検費などの経費も安い増トンダンプにお得感があります。
大型トラックまでの積載量が必要無く、小型ダンプでは積載量に不足があるならば増トンダンプは、かなり経済的に好ましいダンプと言えることができます。
しかし、中型ダンプとして通用するのは最大積載量6.5トンまでの増トンです。
6トンダンプは中型ダンプの圏内で、8トンダンプはそこから飛び出てしまいます。
増トンダンプの特徴
増トンダンプは中型車両のシャーシや車軸を強化し、架台のサイズを大きくして積載量を増やしているために、通常の中型ダンプとはよく見ると違いが分かります。
車軸の強化のために、通常の中型ダンプはホイールのボルトが6個なのに対して、増トンダンプはが8個になっています。
そして、タイヤを少し大きいサイズに変更されています。
サイドバンパーの増設とサイドミラーにアンダーミラーが追加されるのも特徴です。
増トンダンプの定義
4トンダンプからの増トンダンプの定義は車両総重量8~11トン未満、最大積載量5~6.5トン未満への増トンです。
この定義内の増トンダンプであれば4トンダンプをベースにして製造され、最大積載量だけ見れば6トンダンプですが、扱いは4トンダンプと見なされます。
そして、8トンダンプは中型ダンプの最大積載量6.5トンの枠を超えて大型ダンプの扱いとなります。
運転に必要な免許
4トンダンプの増トンダンプであっても車両総重量もしくは最大積載量が中型免許の規定サイズより大きければ大型免許が必要になります。
8トンダンプの運転には大型免許が必要となります。
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増トンダンプのメリット・デメリット
メリット
増トンダンプの主たる目的は積載量のアップです。
4トンほどの最大積載量を持つ4トンダンプの車両購入価格で、大型ダンプの最大積載量と同等になります。
一般的な4トントラックより積載量が多くなり、一度にたくさんの荷を運ぶことが可能になります。
そして、荷台の大型化でコスト削減ができます。
増トンした荷台の大型化は一度に多くの荷を運ぶことでコスト削減を可能にします。
大型トラックを導入するよりもリーズナブルな価格で大型トラックに近い大量輸送が可能になります。
場合によっては小型トラック2台を所有して稼働させるより、経費はかからずメリットは大きいかも知れません。
デメリット
運転技術が必要になることがデメリットとなるでしょう。
これは増トントラックの主な特徴です。
シャーシや車軸は強化しているものの、中型ダンプの駆動での走行になり、一般の中型ダンプとは重量バランスも変わってきますので、慣れと高い運転技術が必要になります。
まとめ
カーボンニュートラルや2024年問題の解決策として、建設重機であるユンボやブルドーザーの電気化、自動操縦技術の話題までもが出てくるようになってきました。
建設現場で活躍するダンプにもいずれ電気化、自動走行の時代がやって来ることでしょう。
汚れやすい仕事であるにもかかわらず、ダンプトラックのユーザーはいつもピカピカに愛車を洗車して最高の状態で運転している方が多いです。
この先、手放さなければならない時期がやって来ても、高価買取に結び付くことでしょう。
そんな時期がやって来ましたら、是非とも当トラックファイブにお声がけください。
創業20年、年間買取台数12,000台を超えるトラックファイブにお任せください。
トラックファイブは『豆知識』でこれからも皆様にさまざまな情報をお届けします。
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