ホイールローダーとは?用途や種類、免許まで解説!
ホイールローダーは車両系建設機械です。
ローダーは英語の「loader」積込むという意味です。
クローラー(キャタピラー)で移動するブルドーザーのタイヤ(ホイール)版です。
ちなみにブルドーザーの語源は「昼寝(ドーザー)をする雄牛(ブル)」、かつては農耕の動力となった雄牛もブルドーザーの登場で暇になって昼寝をするくらいの力を持つ建機ということです。
そのブルドーザーの兄弟分ホイールローダーは土砂や建材など重量のある運搬物の移動やダンプなどへの積込みに大きな力を発揮します。
目次
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豊富な実績
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日本全国無料!
出張査定
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フォームに入力するだけ
ホイールローダーとは
車両系建設機械として建設現場で活躍をすることが多いホイールローダーは建設現場以外でもさまざまな場面でその大きな力を発揮しています。
近年日本国内で頻発する地震、かつては無かった巨大台風や大雨など災害時の撤去作業。
農業・畜産業ではさまざまな働きをします。
そして、雪国での降雪時に道路の除雪作業には欠かすことのできない存在となっています。
ホイールローダーの前方にあるバケットをアームで動かすことによって上下させて土砂や資材などのさまざまなものを移動させるのです。
前進しながらの掘削もできて、一度にすくい上げて積込める量は油圧ショベル(ユンボ)よりも多いです。
四輪駆動のホイールローダーは働く場所を選ばない頼もしい存在です。
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ホイールローダーの種類
ホイールローダーの種類大きく分けて3つです。
1:ホイールローダー
2:ショベルローダー
3:スキッドステアローダー
以上の説明をさせていただきます。
1:ホイールローダー
4輪駆動のため、作業場所を選ばず雪道や不整地でも斜面のある場所でも活躍します。
外見はショベルローダーに似ています。
4輪駆動のホイールローダーと前輪駆動のショベルローダーの違いは駆動ばかりではな
く、中折れ式であることが、もう一つの大きな違いです。
ホイールローダーは前後が分かれた車体で構成されており、その分かれ目で折れ曲がり、
この中折れ式のために内輪差・外輪差が無いのも大きな特徴です。
2:ショベルローダー
ショベルローダーは労働安全衛生法で車両系荷役運搬機械と定義されています。
その定義からもフォークリフトに似ているのですが、リフトアップにはフォークリフト
のようなマストは無く、アームを利用します。
アタッチメントがフォークではなくてバケットが標準装備されているものをショベルロ
ーダーと呼んでいます。
そして前輪の2輪が駆動し後輪での操舵を行います。
不整地は苦手で、工場や畜舎での作業が向いています。
3:スキットステアローダー
車輪4輪の向きが変わることが無く一方向に前後しか回転出来ないのがスキットステアローダーの大きな特徴です。
左右の車輪の回転方向・回転数を変えることによって車体の向きを変えます。
そのために狭小な場所であっても向きを自在に変えることが出来るのがスキットステアローダーの大きな利点です。
畜舎内での作業や、狭い場所での作業に向いています。
ホイールローダーの用途
他の車両系建設機械のようにアタッチメントを交換できることがホイールローダーの大きな特徴でもあります。
そしてそのアタッチメントによって用途は変わります。
1:ローダーバケット
2:スノーブレード
3:フォーク
4:グラップル
以上の説明をさせていただきます。
1:ローダーバケット
一番一般的なバケットですが、作業内容によってこの中にも数種類のバケットが用意されています。
前進による掘削作業に向くホイールローダーは地面の整地のために表土剥ぎや地ならしの押土作業もバケットの種類によっては可能なのです。
さまざまな土壌条件で、集積、積込、運搬、整地などの作業に対応一般的用途に対応するバケットです。
2:スノーブレード
スノーブレードは除雪用排土板です。
アタッチメントを変えるだけで雪かきが可能です。
前輪駆動の高馬力のホイールローダーは除雪作業に無くてはならない存在です。
押し進んで雪を寄せて、アタッチメントをローダーバケットに交換すれば、効率よくたまった雪を移動させたり、トラックに積込んだりすることができます。
3:フォーク
このフォークはISO規格に適合するフォークリフトに備え付けられているフォークと同じものです。
このフォークアタッチメントに変えるだけでホイールローダーはフォークリフトに変わります。
フォークリフトより運転室の座席位置は高くなり操作性は上がり作業に安心して当たることができます。
4:グラップル
力強いホイールローダーのグラップルは林業に欠かすことはできません。
木材をつかんでの選抜作業のための移動や、木の幹の処理のための移動などをホイールローダーの機敏性がてきぱきと進めてくれます。
まとめて木材をつかむことも、バラの木材をつかむことができます。
そしてアタッチメントを取り換えれば他の作業にもホイールローダーは利用できどの作業場でも重宝します。
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ホイールローダーに必要な免許
ホイールローダーを運転操作するために必要な資格は『車両系建設機械運転者』という資格です。
車両重量3tを境に3t未満・以上によって必要な資格が変わってきます。
車両重量3t未満のホイールローダーの運転操作のためには「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)の運転に係る特別教育」の受講が必要になります。
この特別教育は都道府県の労働局長登録機関か、企業の事業所で実施されます。
「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)の走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」という学科講習と実技実習があります。
それを合計12時間(2日間)以上の講習を受けることで車両重量3t未満のホイールローダーの運転操作の資格の取得となります。
加えてこの3t未満のホイールローダーの運転には小型特殊免許が必要になります。
そして、車両重量3t以上のホイールローダーの運転操作には「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)運転技能講習」の受講が必要になります。
この講習は都道府県にある労働局長登録教習機関で実施されます。
「走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」という講習があり、最大で合計38時間(6日間)の講習を受けて修了試験に合格することによって資格を取得となります。
3t以上のホイールローダーの運転には大型特殊免許が必要になります。
この車両重量3tを境にする教育、講習で可能になる運転車両はホイールローダーだけではありません。
この教育と講習で操作運転が可能になる3t未満と3t以上の車両を挙げておきます。
(3t未満)
ホイールローダー(3t未満)、ブルドーザー(3t未満)、トラクターショベル、ドラグショベル、ミニショベル
(3t以上)
ホイールローダー(3t以上)、ブルドーザー(3t以上)、トラクターショベル、油圧ショベル、スクレーバー
これらで公道を走行する場合にはナンバープレートや自賠責保険が必要となります。
ホイールローダーでの除雪時の注意点
ホイールローダーでの除雪作業は雪国では欠かすことのできない生活の一部となっています。
間違えば事故や命取りにまでなってしまうこの除雪作業のポイントをいくつか挙げますので参考にしてください。
・万が一に備えて、一人での作業はしないでください。
・まずは運転者と助手とで決められた合図を再確認してください。
・エンジンの回転をその都度調整して作業に当たってください。(雪は非常に重いものです。)
・雪に隠れている構造物に注意して、歩行者の存在には細心の注意を払ってください。
・バケットで雪を削るように除雪してください。
・バケットは少し上向きにしてバケット内に雪が溜まるようにして水平に走行してください。
・排雪は山になって危険にならないようにしてください。
・誘導員を配置しくれぐれもまわりの安全を確認してください。
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ホイールローダーの買取はトラックファイブまで
役目を終えたホイールローダーや、ご事情で手放さなければならなくなったホイールローダーがあれば是非トラックファイブにご相談ください。
現在日本からホイールローダーを含めた多くの中古重機・建機が海外に輸出されています。
高性能で丈夫な日本の重機・建機は世界中の市場で人気が高いのです。
しかし、その日本の重機・建機の新車価格は高額です。
その結果、手ごろな価格になる中古重機・建機に人気が集まっているのです。
新興国ばかりか、この先に多くの重機・建機の利用が予想される国があり、この先の需要は高まっていくでしょう。
私たちトラックファイブの20年間の歴史と累積75万台のトラック・重機の査定実績、年間買取1万台をゆうに越える買取実績はユーザーの皆様方からの信頼の証しだと自負しています。
お使いにならなくなったホイールローダーの処分にお困りになった際には中古トラック・重機の買取専門業者であるトラックファイブに是非ご相談をいただければ幸いに思います。
まとめ
ホイールローダーは建設現場ばかりでなく農場・牧場での農作業、降雪地での除雪作業などさまざまな場所でその強力な力を発揮しています。
ブルドーザーのホイール版、公道の自走も可能なホイールローダーは私たちの生活に欠くことのできない生活に密接した建機でもあります。
今回の『豆知識』で再度ホイールローダーをご理解いただき安全・安心のもとに日々の作業に当たっていただきたいと願っています。
トラックファイブは『豆知識』で皆さまのお役に立つ情報をお届けしていきます。
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